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2007.06.28 (Thu)

【一人旅】 二の三  二股ラジューム温泉

 二の三 二股ラジューム温泉            七月三十日
 


  『混浴の 露天風呂から 出るときに
                 聞こえし声に また服を脱ぐ』
  『大急ぎ 再度浸かりし 露天風呂
                 期待はずれの 水着ギャル』



北海道身勝手一人旅をしていて、
車の中で一人、ニタニタと笑うことがあります。
時には、ハンドルを手でたたきながら、
大声を上げて笑いこけることもありあります。

というのは、そばから話しかける彼女がおかしいのです。


「うん?何で一人旅のお前の車に女性が乗っているのだ」


早とちりしないで下さいよ、お父さん達、
ラジオから聞こえてくる声ですよ!


まあ聞いてください。


 「私、彼氏から振られたんです。付き合っている間は、
  私のことを好きだとか、色々気にかけてくれ、
  優しくしてくれてたんです。
  それなのに他に彼女が出来て、最近会ってもくれないのです。
  私、黙って身を引こうと思ったんですが、
  余り悔しいので、彼に手紙を書いたんです。
  手紙の中で、一杯文句を言ったので少しは気持ちが治まりました。
  ポストに投函し家に帰ってボーっとしていたら、
  出した手紙の中に誤字があったのが気づいたんです。
  もう恥ずかしくて、恥ずかしくて落ち込んでいるんです」


いくら、ギャルからの悩みだといわれても、これ笑えますよね。


また別の女子高生からの話です。


 「私、数学の時間に、宿題があったのを
  すっかり忘れていていたんです。
  先生にしかられ、その後静かにしていれば良かったのに、
  隣の子とおしゃべりしていて、
  その先生から、こんどは、雷を食らったんです。
  グランドを十周してこいと。
  しぶしぶグランドに出て走る格好だけして、
  ダラダラしていたら、またまた雷です。
  よほどその先生、虫の居所が悪かったのか、
  二十周走れと怒鳴るんです。
  でもおかげで、大嫌いな数学の授業出なくて済んじゃったの。
  『区(苦)あれば楽あり』だね」



と。つかさず、その友達が、

 
  「区(苦)あれば市(死)あり」


と。これも、おもわずニタリですね。



北海道旅行中、色々と面白い話が、
ラジオから流れてきて、今日のような風雨の強い日、
気分がめいっている私を救ってくれるのです。


旅行中よく聞いていた番組の中に、
産婦人科の先生が推奨している健康法で、


“パンツを脱いで寝よう”というのがありました。



 「おいおい、お前、また何かをたくらんでいるな」


いいえ、お父さん達のほうが、おかしいですよ。
私の話をすぐ変に捉えようとするのですから。

私は、あくまでも健康法の話を紹介しようとしているだけです。
ためになりますから聞いてください。


私も何かの紹介記事でこの手の健康法があることは,
知っていたのですが、その発案者がラジオ番組で、
その効用と実際に“パンツを脱いで”効果のあった人達の
体験談を放送していたのです。


男性のアナウンサーが、お父さん達と同様な関心があるのか、
何とか話を、“下ネタ”の方に持っていこうとするのです。


 「そりゃお前、”パンツを脱いで寝よう“だろう、
  誰だって、期待するのが普通だろう」


本当に違うのです!
体験者の話を聞いてみると、実際、効用があるようなのです。


発案者の先生の長い間の啓蒙活動が、実績として出てきて、
それが本となり、毎週のラジオ番組として放送され、
全国的に知られるようになったらしいのです。


“物事にくよくよしなくなった”
“水虫が治った”
“記憶力が良くなった”


とか、じつに様々な体験談の報告があるのです。
特にお父さん達のように、
“パンツのゴムが食い込むようなお腹”をしている人達は、
直ぐに本屋に行ってその本を買って試してみたらどうでしょうか。


確かに自然界広といえど、
動物で生まれたままの姿に服なんかを着ているのは、
人間だけですからね。


“神の作った人の身体に”神の意に反して服を着るのは、
身体のどこかにバランスを崩しているんでしょうかね。


あっそうか!そうですよ!
温泉が身体に良いのは、
温泉の成分が身体に効くこともあるかもしれませんが、
温泉に入るときの、
“生まれたままのスッポンポン”が身体にいいのですよ。
きっとそうですよ。


あの脱衣所で“パンツを脱ぐ”一瞬の爽快感、
誰しも経験があるのではないでしょうか。


全国の温泉巡りをしていて、
“パンツを脱ぐ”回数が多いのと、脱いでる時間が長いので、
お父さん達より私は健康で若く、お腹も出ていないのでしょう。



お父さん達に、長々とラジオで放送していた話をしてきたのも、
ここ二股ラジュウム温泉での体験が、
“パンツを脱いで”を思い出させたのです。


二股ラジュウム温泉は、
北海道のガイドブック等で必ずといってよいくらい
紹介されているので、温泉ファンでなくとも
名前ぐらいは聞いたことがある人が多いのではないかと思います。


かく言う私も、ガイドブック等で入浴を目指した一人で、
今回の北海道温泉巡りの中でも期待していた温泉の一つです。
詳しくは、ガイドブック等を参照していただくとして、
私の感想と体験をお話したいと思います。


ガイドブック等の写真は、
往々にして実際のものより綺麗に写してあることが多いので、
それを頼りに訪ねてみるとい意外にがっかりすることは、
お父さん達も経験済みと思います。


しかし、ここ二股ラジュウム温泉は、
ガイドブック等の紹介とたがわず、
実に素朴で鄙びた素晴らしい温泉でした。



大浴場、小浴場、露天風呂全てが、
いかにも効能がありそうな濃厚な茶褐色の温泉で一杯です。
しかも、おしげもなく湯船からあふれ出ています。


山の中の一軒やどの温泉は、訪れる人も少ないので
手入れの行き届かない温泉が多いのですが、
ここは、どの浴室も清潔で気持ちがよいのです。


その上、お父さん達の期待する混浴の露天風呂が、
実に素晴らしい。


何万年かかって堆積したのか分かりませんが、
温泉が湧出以来の沈殿物が堆積し、
見事な石灰華のドームを形成しています。


数人も入れば一杯になる小さめの二つの露天風呂は、
その石灰ドームを目の前に眺められるところにあり、
ぬるめで何時間でも浸かっていたいほど気持ちの良いお湯なのです。


その上お父さん達の喜ぶ混浴なので、
皆の肌も触れ合うばかりの裸の付き合いとなるわけです。


ただここで、お父さん達に鼻血を出されても困るので、
“皆な”の定義をしておきたいと思います。


混浴なので、当然、男性と女性が“皆な”の中に含まれます。
年老いた人も若い人もいます。
太った人も見事なプロポーションの人もいます。
これまでの“混浴”の話題で、
お父さん達を裏切らなかった私ですので、


 “皆な”
 =“若く"てかつ“女性”で“見事なプロポーション”の人達


と期待しますよね。


ところが、現実は、以前に述べた、私の偉大な仮説の立証の場でして、


 “皆な”
 =お年寄りか三段腹のおばさんか”ライダーのお兄さん達


だったのです。


でもこのような逆境にもめげず、
長時間のんびり温泉に浸かっておられるのも、
やはりこの温泉が、素晴らしい温泉に違いないからです。


かなり長湯して、ようやく露天風呂から上がり、
脱衣所で服を着て外に出ようとしたのです。

するとどうでしょう、
“混浴の女神”(そんな神様がいるのかは分かりません)が、
微笑んでくれたのです。


通路の向こうから聞こえてきたのです。
間違いなく若い女性の声が。

幸い脱衣所には私しかいません。
声の主である彼女らには、
私が、いま風呂から上がって服を着終わって、
出ようとしているかは、わかるはずが有りません。



 『混浴の 露天風呂から 出るときに
             聞こえし声に 服を脱ぐ我』


となるわけです。
この服を脱ぐには当然パンツも脱ぐわけで、
ラジオの”パンツを脱いで”の健康法は、
思わぬ副作用(?)ももたらしてくれそうなのです。


先ほどまでいた、露天風呂の“皆な”には、
内湯にでも行ってきたような顔をして、
再び露天風呂に浸かったのです。


しかもどのような状況にでも対応できるポジションに肩まで浸かって。


待つこと数分、ついにやってきました。
長湯でただですら心臓に負担がかかっているのに、
その上この高鳴る鼓動!
もう彼女らを見たとたん、心臓が張り裂け、
身体がお湯の中に沈んでしまいました。



 『大急ぎ 再度浸かりし 露天風呂
             期待はずれの 水着ギャル』



あーっあ、“混浴の女神”はいずこに。


本当に副作用が有ったのです。


★データ
(走行距離)二百四十二キロ
(入浴温泉)貝取潤温泉・臼別温泉・ねとい温泉・北桧山温泉・
      もつた温泉・千走川温泉・宮内温泉・二股ラジュウム
      温泉・長万部温泉

              

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2007.06.25 (Mon)

【一人旅】 二の二 酸ヶ湯

 二の二 酢ヶ湯温泉       七月二十五日、二十六日

 
  『混浴に 入る女性を 観察し
              導き出した 偉大な仮説』
  『混浴は 人間心理 よく写す
                数の少ない 研究の場』



夏湯温泉では、混浴の心得だけに留まり
少し、お父さん達を失望させたのではないかと心配しています。


 「分かっているのだろうな、俺達を裏切った場合のことを」


十分、分かっていますよ。
しかし、物事には段取り・事前の準備が大切なことは、
日頃、会社でお父さん達も、部下に教育されていますよね。


 「相手の立場に立って行動しろと言ったかと思えば、
  今度は仕事の段取り・事前の準備だと、俺たちは、
  混浴の話を聞いているのだ。仕事についてお前に
  とやかく言われたくないな」


お父さん達がおっしゃることはごもっともです。


私はお父さん達の仕事の仕方について
とやかく言う立場でもありません。
ただ混浴に入るについての心得を伝えたいだけなので、
そう怒らないで下さい。


ところで、今回の酸ヶ湯での話は、
正真正銘“実体”のある混浴の話をします。

なんと私が、十数年の時間とお金をかけた温泉巡りの中で得られた
貴重なノウハウを、お父さん達にお教えしようとしているのです。

これも、ひとえに、お父さん達に、これからの長丁場、
私の話し相手になってもらいたい一心からです。


これから話す酸ヶ湯温泉は、私の温泉巡りの中でも、
選び抜かれた特選品ですので期待して大丈夫です。

この酸ヶ湯温泉が、どれだけ特選品かを表す事象として、
私のコンピュータのIDを、“スカユ”としていることで、
分かっていただけるのではないかと思います。


私は、コンピュータ関係の仕事をしていますが、
周囲のコンピュータオタクが多い中で、この温かみのあるID、
“スカユ”を酸ヶ湯と分かるものは皆無なのです。


それくらい、この酸ヶ湯温泉は、私の大好きな温泉で、
東北の新しい温泉めぐりをしているときでも、
近くに来ると必ず立ち寄っていく温泉です。



 「能書きが多すぎる!早くその“実体”の話をしたらどうだ」


では、お父さん達の強いご要望に応え、
早速その“実体”に迫ってみたいと思います。


最近の若い人に、“番台”と言っても分かる人は少ないと思いますが、
私を始めお父さん達にとっては、憧れの響きに違いないと思います。


昨今の銭湯や日帰り温泉施設では、
いまやほとんど姿を消した“番台”ですが、
ここ酸ヶ湯温泉ではその憧れの“番台”が、
なんと今でも残っているのです。


 「“番台”と言う所は、ただ一人、
  銭湯のおやじだけがいい思いをしているところだぞ」


そうです、日本の男性の8割が、
一度はこの“番台”にあがってみたいというのですから、
お父さん達もその中の一人に違いないですよね。


この古き良き日本の文化を大事に守っている酸ヶ湯温泉は、
“八甲田山死の彷徨”で有名な青森県の八甲田山の西麓にあって、
冬はスキー、
春や秋は奥入瀬の渓谷美散策、
夏は十和田湖のマリーンスポーツ
のベース基地として1年を通じて宿泊客の絶えない巨大な温泉宿です。


その旅館のフロントで入浴券を買い求めます。
これほど有名な旅館でも入浴のみの客も
大事にしてくれるのは有難いことです。


その後、大勢のお客の間をぬって、
問題の“番台”に入浴券を持っていくと、
苦み走った顔のおやじが、


「またこりもせず“実体”見学の客が来た」


とでも言いたそうな態度で、無愛想に券を受け取ります。


そりゃそうですよね、
これでニコニコしながら鼻の下を長くして、


「おっ、お客さんも“実体”見学ですか?ご苦労さんですね。
 あいにく、今は干し柿が何個かいるだけですよ」


とか、


 「よっ!大将、今日はスラーっとした色白の大根と、
  水分の多い柔らかな桃が入っていますよ。良い時に来たね」


なんて、言われたらびっくりしますが。


従って、”番台”のおじさんは、フロントの従業員のように
お客をもてなす心はいらないのです。


ここのおじさんのように、ブスーッとした顔でよいのです。
おれは仕事で命令されて“番台”に座っているのだ、
という顔をしていなければならないのです。
でも決して、その仕事をやめようという気がないも確かですが。


普通銭湯では、お金を払うあの一瞬が、心ときめくときなのですよね。
お父さん達も少しでもこの一瞬を長引かせるために、
わざと小銭ではなくお札を出してお釣りをもらうようにしたり、
番台のおやじに、意味のない質問をしたりした覚えが有るでしょう。


銭湯では、この一瞬のチャンスを逃せば、
あとは、醜い腹の出たお父さん達と同類の仲間と、
壁一つを境にした女湯での、桶の音やお湯をかぶる音を聞きながら、
無為な時間を過ごすだけになります。


しかしここ酸ヶ湯温泉では違うのです!

”番台”のおじさんには、
いつまででもブスーッとしてもらっていても良いのです。


なぜかといえば、”番台”のおじさんだけの特権が、
この酸ヶ湯温泉では、お父さん達にも平等に与えられるのです。


そうです、銭湯では、”番台”を過ぎると、
あとは無粋な世界しかないのに対し、
ここ酸ヶ湯温泉では、”番台”を境にしてお父さん達を
無粋な世界とは対極にある、甘美な夢の世界に導いてくれるのです。


脱衣場の扉を開けると、
千人風呂と名付けられた総ヒバ作りの大浴場が目に飛び込んできます。


私も始めて酸ヶ湯温泉にきて、
この扉を始めて開けたときは大感激したものです。


“熱の湯”・“四分六の湯”・“冷の湯”・“湯滝”
の四種類の湯からの湯煙が、
千人風呂の浴舎全体もうもうと立ち込めています。
しかもこの浴舎全体が混浴なのです!


また他の混浴の温泉地では絶対考えられないくらい、
実に多くの女性達が混浴を楽しんでいるのです。


立ち込める湯煙と白濁したお湯が、
彼女らに安心感を与えるのでしょうか、
皆で入れば恥ずかしくない、といった状況なのです。


このため”番台”のおじさんは、
自分だけの特権であるはずの“番台”に何の価値もないため、
あのような無愛想な態度を取っているのが真相ではないか、
と思えるくらいなのです。


 「よーし、その調子だ!
  これでようやくお前の話し相手をする気になってきた」


そう言ってもらえれば、これからの話にも力が入るというものです。


最近は、以前ほどのことはなくなりましたが、
まだまだギャル達の温泉ブームは続いています。
多くのTV局も旅行番組では、必ずといってよいほど、
各地の温泉の紹介をしていますし、
若者に人気がある情報誌にも繰り返し温泉の特集が載っています。

また最近は、貸切露天風呂の紹介記事で、
多くのカップルに温泉ファンが増えてきていることも事実です。


飲み屋でママさん等から


 「趣味は何ですか」


と聞かれたときに、以前なら、


 「車でストレス発散のために、あちこち走り回ることです。
  ついでに温泉に」


と、温泉が趣味とは言えず、言葉を濁して答えていた私です。

しかし最近は、


 「たまにはのんびりしたいわ、何処かいい温泉知りませんか」
 「わたし、温泉だーい好き。今度一緒に連れて行って」


と、温泉の話題を出しても、彼女らには違和感がなくなってきました。


お父さん達、ここで間違えないように。
彼女らの、一緒に連れて行って、という言葉を信じて、


 「よし、いつにする。おれ、いい温泉知っているから」


などと、調子に乗ったら恥をかきますよ。
彼女らの外交辞令ですからね。
こんなときの返事は、


 「よしよし、そのうちに」


が、マナーであることをお忘れなく。

調子に乗って深追いすれば、惨めになるだけですよ。


惨めになるだけならよいですが、
お父さん達の家には、温泉なんか誘ってもらえない、
昔ギャルだった人が控えていますので御用心を!


私が、これまでお父さん達を、話し相手に引き止めたい一心で、
混浴にかくもこだわってきた本当の理由は、
混浴での人間の行動が、その人の深層心理を研究する上で、
最適な場であるためです。


 「お前、熱があるのでは!
  何が人間の深層心理だ。
  目的は、“実体”の観察の一語に尽きるだろう!」


そうです、その“観察”が大切なのです。
科学は、あるがままの事実を正しく観察し、
そこから仮説を立て、物事の本質を追求していく学問です。


お父さん達は、単に“観察”するだけなのに対し、
私の場合、人間の深層心理の本質を探究するために、
科学的な視点で“実体を観察”し、
色々なことを想像し、
(お父さん達の想像しているようなものではなーい!)
仮説を立て、人間の本質に迫ろうとするところが違うのです。


 「お前、本当に病院へ行って診てもらいな」


そう、お父さん達、かっかしないで下さい。
私が、これまでに多くの混浴に入って得られた仮説を聞いてください。
貴重な“実体の観察”結果を踏まえ科学的にまとめたものですので。


まずは、観察です。

■日中は、ギャル同士、まして一人では、混浴には入らない。
■例外として、ギャルが日中に混浴に入っている場合は、
 そばに、たいてい彼氏がいる。
■混浴に入っている彼氏と彼女の関係は、いい関係である。
■二十代後半から三十代の女性が混浴に入っている場合、
 その多くは子供連れである。
 つけたしのように、旦那が近くにいる。
■いわゆる、おばさん達は、皆で入れば怖くない、というか、
 邪魔なお父さん達を追い出す勢いで入浴する。
■おばさん達より年上の、お年寄りは、
 お父さん達がいようがいまいが関係なく、
 ただただ温泉の効能を信じて入浴する。


どうですか、この科学的視点に立った冷静な観察結果は。
お父さん達のような、
単なる鼻の下を伸ばした“実体観察”とは異なるでしょう。

そして、ここからが、科学的観察のゆえんである、
人間の深層心理の本質に迫る、以下の“仮説”が出てくるのです。


●ギャルは一人では混浴には入らない。
 そばにいる彼氏とは、いい関係である。
 (科学者らしからぬ表現ですみません)
●混浴に入っているカップルの彼氏は、彼女とは結婚しない。
 他の男性に自慢するために、一緒に入浴しているに過ぎない。
●子供連れで混浴に入っている女性は、
 子供を持つ母親の強さ・たくましさ・生活力そのものが
 混浴の動機です。
 つまり、せっかく高い料金を払って温泉に来ているのに、
 混浴に入らないと損をする、というのが根底にあり、
 子供をだしに使ってでも入浴しようとするのです。
●中年夫婦で混浴に入っている女性も、基本的には、
 実生活で身に付けたたくましさで、
 やはり、払った費用の元を取りたいために、
 付け足しのように旦那をつれてくるのです。
 この場合の、旦那は惨めなもので、
 日頃見慣れた奥さんをいまさら混浴だといって
 “観察”する欲求もないし、かといって、
 奥さん以外の“実体を観察”しようものなら、
 あとの仕打ちが大変なものとなります。
●おばさん達の集団は、そこが温泉地であろうが、
 百貨店の売り場であろうが、電車の座席確保であろうが、
 その行動の原点は同じです。
 すなわち、他人のことは無視、自分達がよければそれで良いのです。
 いい温泉なら混浴であろうがなかろうが、
 邪魔なお父さん達を追い出すのに何の抵抗も有りません。
●お年よりは、いまさらお父さん達を、
 男性として認識する必要も関心もなく、
 ひたすらお迎えがくるまで、家族に迷惑をかけないよう、
 健康でいたいと願い、混浴に関係なく身体に効く温泉で
 湯治に専念するだけなのです。


お父さん達、どうですか、
大科学者としての私の“仮説”のすばらしさは。


  『混浴に 入る女性を 観察し
                 導き出した 偉大な仮説』
  『混浴は 人間心理 よく写す
                 数の少ない 研究の場』



ちなみに、この酸ヶ湯温泉での科学的な観察の成果は、
午前・午後、合わせて6時間にも及ぶ
地道な努力によるものであることをおわすれなく!



★ データ
七月二十五日
(走行距離)三百六十七キロ
(入浴温泉)金ヶ崎温泉・志和稲荷温泉・矢巾温泉・鶴の湯温泉・
      酸ヶ湯温泉

七月二十六日
(走行距離)ゼロキロ(酸ヶ湯滞在)
(入浴温泉)酸ヶ湯温泉



                  (”北海道身勝手一人旅”目次へ







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2007.06.16 (Sat)

【私は、つくね】  私は、おかんを泣かした

第五話 私は、おかんを泣かしてしまった




私は、おかんを泣かしてしまった。あおむけ2



ここ数日来、私の身体がおかしい。
先日、椎間板の炎症で病院にかかり、
良くなったと思っていたのに。



自分でも情けないくらいで、
立っていても身体が揺れてしまう。
時々足がもつれて、あやうく倒れそうになる。
しっかり、歩けないのだ。



おかんは、ふらふらするそんな私が心配で、
一日中私を抱いていてくれる。


本当におかしい。
身体が痙攣する!
手足が突っ張る。
顔が曲がらなくなる!


おかんは、必死に私に声をかける。


「つくね!つくね!」


おかんの呼びかけにもかかわらず、
身体が硬直して思うように手足が動かせない。

そのたびに、おかんのすすり泣きが続く。



「つくね!つくね!しっかりして!つくね!」


おかんが、硬直した私の身体を、必死に揉み解してくれる。
数分そうしてもらっていると、
なんとか硬直が直り身体がやわらかくなる。


おかんの顔から涙が流れ、私の身体を濡らしていく。

何枚ものティッシュでおかんは、顔を拭くが、
涙がなかなか止まらない。



おかんの腕の中で、荒い息をしていると、
また私の身体が硬直しだす。



「つくね!つくね!どうしたの、つくね!」



と、おかんは、私が、眠らないように声を掛け続ける。


おかんが、おとんに電話をした。



「つくねが、駄目みたいよ。早く帰っていて!!」



前の晩から、持病の喘息がひどくなっていて、
おかんは、夜、ほとんど寝ていない。

おとんの仕事に差し支えないよう、
いつもならおとんのところに行って寝る私を、
おとんのところに行かないよう
づーっとおかんは様子を見ていてくれた。


おかんは、病院で私の肺や心臓が他のダックスに比べ
良くないことを聞いていたので、おとんには言わないけど
正直なとこと、覚悟を決めていたようだ。



おかんは、おとんに電話した後も、
おとんが帰るまでずーっと私を抱いていた。

私も、早く大好きなおとんに帰ってきて欲しい。
私の身体、本当におかしくなってしまったみたい。


玄関のほうからおとんの声がした。


「つくね、大丈夫か!」


おとんが、やっと帰ってきた。


私は、おとんが帰ってくるのがわかる。
おとんは、最寄の駅に着いたら必ず家に電話をする。
夕食前の電話は、ほとんどおとんと決まっている。

いつもなら、私は、おとんの電話があると、
玄関に座っておとんの帰りを待つ。


そして、おとんが、玄関のドアを開けると同時に
おとんに飛びついて、おとんに頭をなぜてもらう。

私は、


「おとん、お帰り!」


と言っているつもりなのに、
おとんは決まって、


「ワンではないだろう、お帰りだろう。」


と、それこそ、馬鹿の一つ覚えのように、
同じことを言いながら、私の頭をなぜて家の中に入る。


しかし、さすがに今日は、おとんにお帰りを言えない。

おかんの腕の中に抱かれたまま、おとんと目を合わすのがやっとだ。


「つくね!どうした!つくね!」


おとんは、おかんに負けないくらいに私に声をかける。


「早く、病院に行こう!」


おとんは、私を病院に連れて行こうとするが
おかんは、


「つくねの心臓があまり丈夫でないから、覚悟をしようよ」


と、涙声で、おとんに話し掛けている。
おかんは、つくねの心臓が悪いのに、
手術などになったらかわいそうだというのだ。


「つくねを、抱いてやってよ。あなたを待っていたんだから」


おとんは、おかんから私を引き取り抱いてくれる。
そのとき、また私に痙攣が。


「つくね!つくね!」


おとんの声が遠くに聞こえる。


「身体を揉み解してやって!何回もこんな痙攣を起こすのよ」


おかんがおとんに私の症状を訴える。


「とにかく、病院に連れて行こう」


と、おとんが硬直した私の身体を起こそうとしたとき激痛が走った。


「キャーィーーン!!」


「痛いのか!おい、つくね!つくね!どうした!」
「おとうさん、抱きかかえたら駄目!寝かしてやって」
「こんなつくねの声初めてだよ。病院に連れていこう」


おかんが、かかりつけの病院に電話をする。
おかんの、電話の状況で病院側も状況を把握したようで
すぐにつれてきても良いとのこと。



病院に着き、おかんが症状を先生に説明する。
硬直や痙攣は収まっているが身体がだるい。


先生は、心臓からくる痙攣や、テンカンの可能性や
色々原因を考えているようだったが、
前回椎間板で病院にやってきて間がないので
椎間板の炎症が完治していないのではないかと
考えているようだ。


診察室に入る。
レントゲンを撮ったり
神経学的触診をしたりする。


先生が、おとんとおかんを呼び


「やはり腰の辺りの炎症と思われます。
 前回と同様、痛み止めの注射と炎症を直す薬を出しておきます。
 1週間後にまたきて下さい」


との診断だ。
おかんは、てっきり心臓が悪いと思っていたので
拍子抜けした様子だ。


「そだね、何回もソファーから飛び降りているけど、
 あの飛び降りが一番良くないんだって」


注射を打ってもらってからは、
私に痙攣や硬直が起こらないので、
おかんはようやく気持ちが落ち着いてきたようだ。


家に帰ってきて、おかんもおとんもほっとしたようだ。
私も幾分気分が楽になった。


ここ二三日、少し寝ては起き、熟睡しない私を
おかんは寝ずに看病してくれた。

いっぱいおかんは涙を流した。
鼻水だらけの顔のままで私に声を掛け続けてくれた。


おかん、ありがとう!!

ピアノの前8今は、私は、薬が効いているのか
よく眠れる。


隣でおかんの大きないびきが
私の心を暖かくしてくれている。


おかん、泣かせてごめんね!




               (”【私は、つくね】目次へ









テーマ : ダックスフント大好き♪ ジャンル : ペット

EDIT  |  18:49  |  私は、つくね  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

2007.06.10 (Sun)

【一人旅】 第2章 温泉その一(混浴)

第二章 温泉その一(混浴)
  二の一 夏湯温泉
                      七月二十四日


  『大湯から あがりしときに 湯が動く
                余りの熱さに 隠すの忘れ』
  『混浴も 辛抱大事 長湯する
                大湯の場合 火傷覚悟で』


 さあ、仕事に疲れたお父さん達、
スコアに神経をすり減らしながら、上達しないゴルフに熱中するお父さん達、
接待で荒れた胃に、朝の歯ブラシがこたえるお父さん達、

いよいよ私と一緒に、温泉巡りのスタートです。


 最初に話したと思いますが、三ヶ月のリフレッシュ休暇を、
私は、ひたすら温泉三昧で過ごすつもりにしています。
これまでも、色々と各地の温泉に行っていますが、
サラリーマンの取れる短い休みでは、なかなか行けなかった、
北海道・四国・九州の温泉地を、それぞれ一ヶ月かけて回る予定です。


 「何だ、おれ達が付き合わされるのは、年寄り臭い、温泉の話だけなのか」


 お父さん達、そうがっかりしないで下さい。
お父さん達は、温泉を年寄り臭いと思っているようですが、
少し誤解していますね。


今ほど、温泉が、若者、それもギャルに人気があることを
ご存じないようですね。


お父さん達が抱く温泉のイメージは、
・お年寄りが、身体の調子の悪いところを直しに湯治をするところ
・社員旅行で、馬鹿騒ぎをし、女子社員からひんしゅくをかうところ

くらいにしか思っていないでしょう。


しかし、いくら温泉に興味が無いといっても、
混浴に興味の無いお父さん達は少ないでしょう。



 「おっと、そうか、混浴というものがあったのか」


ほら、すぐに、鼻の下をのばすのだから。

お父さん達の会社では、セクハラの教育が行き届いていないのでは。
私は、お父さん達の期待するような、
セクハラまがいの混浴の話をするのつもりはありません。

昔から、日本に伝わる、よき文化というか風土としての
混浴を紹介するだけですから。


 「ごちゃごちゃ言わずに、その文化でも風土でも良いから、
  はやく話を聞かせてくれ」


どうも何か、誤解があるようですネ。

でもせっかく、お父さん達が、私の話しに関心を持って頂いているので、
誤解を解かないまま、先に話を進めましょう。


 今回、三ヶ月もの“身勝手一人旅”の第一目標は、
これまで一箇所も入浴をしたことの無い北海道の温泉を、
一ヶ月以上をかけて回ることです。
その北海道へは、青森からフェリーで渡るつもりです。

一ヶ月以上の長丁場、身体を慣らす意味もあり、
これまでに何度も訪れ、気に入っている東北の温泉に、
立ち寄っていこうと考えています。


 “温泉なら東北!”と言われるくらい、
東北には、素晴らしい温泉が、数多くあります。
特に、お父さん達の期待する(誤解している?)混浴の温泉も、
まだたくさん残っています。


その中の一つ、夏湯温泉の話から始めましょう。


 「よー、待ってました!」


静かにしてくださいよ、お父さん達の品位が疑われますよ。


岩手県の和賀町にあるこの温泉は、
温泉通にはよく知られた名湯なのですが、
お父さん達には、とんと分からないでしょう。

まずこの温泉は、何と発音するのか知っていますか。
これを正しく発音できれば、
お父さん達も、いっぱしの温泉通と言えるのですが。
それ程、名の通った混浴、いや間違い、名湯なのです。



“ナツユ”としか発音できないお父さん達のために、
この名湯(特に混浴?!)の良さを紹介しましょう。


“夏湯“と書いて”ゲトウ“と発音します。


この温泉の良さは、

■温泉通の人しか知らない秘湯である
■秘湯にふさわしい、自然が残っている
■“夏湯を語らずして温泉を語る無かれ”と言われる程、

素晴らしい温泉があるのです。



私は、ガイドブックの代わりではないので、
詳しいことはそちらを読んでいただくとして、
ここでは、私の主観的な温泉紹介をしたいと思います。


ここ、夏湯温泉の各旅館やホテルには、それぞれお風呂があるのですが、
大部分のお客は、夏湯川に沿って点在する七つの共同浴場にやってきます。
そのほとんどが、混浴露天風呂ですが、
その中でも人気ナンバーワンの“大湯”について紹介したいと思います。


夏湯温泉がある場所そのものが、和賀町の中心部から夏湯川に沿って
車で約30分以上もかかる人里はなれた山間地にあります。
道の終点が夏湯温泉で数件の温泉宿と自然以外は、
本当に何もないところです。



“温泉の質の良さ”という財産に、“何もない”という付加価値がつき、
ここ夏湯温泉は、古くから名湯の誉れが高い湯治場として、
遠くから身体を癒しに多くの湯治客が訪れます。


広場の駐車場に車をとめ、
いかにも湯治宿という感じの数件の旅館が並ぶ路地を歩きます。


多くの湯治客が、開け放たれた旅館の部屋の広縁に座って
のんびりと時間を過ごしています。
そんな湯治客を横目に、気がせく思いで歩いているのは、
私だけかもしれません。


路地を抜け、石の階段を下り、夏湯川の川べりにでます。
水清く水量豊かな川です。


その夏湯川の川べりに簡素なよしずがけをしただけの、
いたって質素な浴舎というか小屋の中に天下の名湯“大湯”があります。


二,三人で一杯になる脱衣場で服を脱ぎ、“小屋”の中に入りました。

あとで詳しく説明しますが、この“大湯”の入浴客のほとんどは、
ちょっとのあいだ、湯に浸かったと思えばすぐ上がり、
浴槽に背を向けて、夏湯川に映える木々の緑を眺めているのです。


またこの“大湯”は、脱衣所こそ男女別々ですが浴槽は一つ、
そうです、お父さん達の期待する混浴なのです。


「混浴といっても、ほとんどがお年寄りばかりだろう。
 先ほど、お客は湯治客と言っていたからな」


お父さん達は、何を混浴に期待しているかは、分かっているつもりです。


私がこれまでに何度となくこの温泉を訪れ、
大好きな温泉の一つと言っているのです。
お父さん達の期待を裏切るはずがないでしょう!


“夏湯を語らずして温泉を語るなかれ”と評価の絶大なる温泉で、
しかも、旅館やホテルに内湯があっても
客のほとんどが入りにくるという“大湯”です。 
“大湯”に入らなければ、夏湯温泉に来た意味がないのです。


ほとんどの客が入るということは、
ギャルをはじめとする妙齢の女性も“大湯”に入るはずだ、
ということは、数学の確立論からも、証明されるのです。


「俺達にとって、数学はどうでもいいのだ、
 “大湯”が期待通りの混浴であれば」


その通りですね。
ただ、今回訪れて残念だったのは、
ここにも観光地の温泉と同じような無粋なルールが出来ており、
女性専用の入浴時間帯が設けられたということです。


お父さん達は、いくら「混浴」に期待するといっても、
女性専用の時間帯に入浴するといった、
社会マナーに反するような人達ではないでしょう。


しかし善良なお父さん達、御安心ください。
私の過去の経験から、お父さんたちが期待するようなシーンに
遭遇する入浴時間帯をお教えしましょう。


 「お前のことが気に入った。俺達の気持ちを
  ちゃんと汲んでくれるのだからな」


そんなにおだてなくても結構ですよ。
期待のゴールデンアワー(お父さん達にとっては、
正に光り輝く時間でしょう)は、次のいずれかの時間帯です。

■早朝の朝5時から6時の間
■夜の7時から8時の間
■深夜の11時以降

これらの時間帯をはずすと、“大湯”には、お父さん達が心配する年代の
“混浴常連”の女性達が入浴していることになります。


なお、先に述べた時間帯は、“大湯”に限らず、
多くの混浴の温泉では一般的に当てはまる時間帯ですので、
お父さん達の頭に記憶しておいてください。


ところで上記の時間帯がどうしてかよいのかお父さん達分かりますか?

それは、これらの時間帯が、元気の良いお父さん達の多くが、
最も温泉に入りにくい時間帯とほぼ一致するするのです。


早朝の5時から6時なんて、お父さん達は目が覚めるわけもないですよね。
また、夜の7時から8時は、夕食や宴会の真っ最中で、
温泉どころではないでしょう。
まして夜の11時以降は、飲んだお酒が身体に浸透して、
高いびきのはずですよね。



 そうです、お父さん達が、いつも会社で実践している、
相手の立場になって物事を考え行動することが、
成果に結びつくことは十分経験済みでしょう。


女性達もお父さん達の行動パターンをよく理解した上で
この“大湯”にやってくるのです。


そこでお父さん達も先の先を読んで、
運よく「成果」にめぐり合えた場合でも、
「成果」にニヤニヤすることなく、
自然に振舞っていただきたいと思います。


会社でも自分の「成果」を強調すると
他の人から嫌われれることはよく御存知のはず。


その上、お父さんたちと違って、私のような、紳士風の人間となら、
混浴も、日本の良き文化、風土として多くの女性に受け入れられるのです。

■相手の立場を考え
■自然に
■そして紳士風に

が、混浴三大ルールですよ。



 「何が紳士だ、お前が混浴を紹介するといって
  俺達を焚きつけているくせに」


そんなことを言っているから、
女性時間帯といった、これまでの良き日本文化が崩れていくのですよ。


それに何も私は紳士とは言っていません。
紳士風と言っているだけです。
しかし、この“風”が付くか付かないかが大切なのです。


基本的には、私もお父さん達と同じ「成果」を期待するものですが、
お父さん達は「成果」から見放されるのに対し、
私のほうは、「成果」が向こうからやってくるこの差は大きいすよ。



何事にも相手の立場を考えて自然にかつ紳士風に行動すれば、
相手もおのずと胸襟を開いてくれるのです。



ただしこの“大湯”での注意事項を話しておかないと、
いくらお父さん達が、混浴三大ルールに従って行動しようとしても
「成果」につながることが無理な場合が有ります。


すなわち、お父さん達が「成果」を得るために、
“大湯”で紳士風に長湯をされると大変なことになるのです。


というのも、この“大湯”は、猛烈に熱いのです!


お湯に紳士風に浸かり、相手の立場を考え、
この場所よりこちらにいたほうがお湯に入りやすいか・・・
などと考えている余裕はほとんどないのです。


そのため、ほとんどの人は、
ちょっと湯に浸かっては、直ぐ洗い場に上がってしまうのです。


しかし脱衣所の入り口ばかり眺めている分けにはいかないので、
仕方なく、もう一つの自然の造形美である夏湯川の景色を
ぼーっと鑑賞することになるわけです。


それほど熱いお湯なので、入るときも歯を食い縛って(従って、
入れ歯のの人は、はずして入浴をお勧めします!?)身を沈め、
上がるときは、もうなりふり構わずに、洗い場に駆け上がるのです。



 『大湯から あがりしときに 湯が動く
               余りの熱さに 隠すの忘れ』
  
 『混浴も 辛抱大事 長湯する
               大湯の場合 火傷覚悟で』



 ちなみに夏湯温泉は、山深い秘湯ですので、
入れ歯や火傷の治療をやってくれる病院は有りませんので念のために。



★データ
(走行距離)六百二十キロ
(入湯温泉)夏湯温泉



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2007.06.06 (Wed)

【私は、つくね】  私は、「も」に弱い

第四話 私は、「も」に弱い


おとんは、おはぎが好きだ!


家系図を作ってみてみるまでもなく、
おはぎば、おとんの初孫だ。
それにくらべ、私はおとんの娘になる。
世間では、孫は可愛いというが、やはり本当なのかな?


        |-- おにーちゃん
 おとん   |
  |---|-- ちーにいちゃん
 おかん   |     |--- おはぎ
        |   おねえちゃん
        |
        |-- つくね




あのデレーッとした顔で、

「つくね!つくね! つくねは、本当にかわいいなーー!」

と、私の身体中をなぜ繰り回し、スキンシップを求めてきているのに、
私より”おはぎ”のことが好きなのはおかしい!


おとんは、私が家族の一員になってからは、
”つくね”を食べなくなった。



「!?」
(私の話の中には、”!?”が多いですね。)


実は、”おはぎ”違いなのです。
そうなんです、おとんの好きな”おはぎ”は、
”おはぎ”ではなく”おはぎ”で、
おとんの嫌いになった”つくね”は、
”つくね”ではなく”つくね”のほうなのです。



何をしゃべっているのか、自分でもわからなくなりそうです。

全ては、ちーにいちゃんとおねえちゃんが
変な名前を我々につけるから悪いのでーす!


私が、言いたかったのは、人間の言葉ではこういうことだ。


おとんが好きな”おはぎ”は、
あの小豆のまぶした、食べる”おはぎ”のことで、
また、おとんが、私が家族の一員になってから、
食べなくなったというのは、
焼き鳥の”つくね”のことなんです。


分かって頂けましたか。


おとんは、日本茶が大好きで、
一日に何杯もおいしそうにお茶を飲む。
そのお茶請けに、”おはぎ”をよく食べるのです。


ちーにいちゃんのところに、
”おはぎ”がやってきてからでも、
何も気にせず、おはぎを食べる。



しかし、私が、”つくね”という名前で家族の一員になってからは、
他の焼き鳥を食べても”つくね”だけは食べなくなった。



ということは、
おとんは、
”おはぎ”より私のことを気にかけていることの現われなんだ。


私も嬉しくなるから、
潤んだ目で、おとんをみつめ、
ぺろぺろとおとんの顔を舐め回す。


おとんは、やめろやめろ、と言いながらも
ニコニコしている。


わたしも、おとんが大好きだ!


そんな、大好きなおとんが時々意地悪をする。


私に留守番をさせて、おかんと出かけてしまうのだ。



おとんは、家にいるときは、
たいていジャージのズボンかパジャマ姿だ。


そのため、おとんが外出するときは、
必ず服を着替えるので私にはすぐにわかる。



おとんが服を着替えたら、私は一目散におとんのそばに駆け寄る。
私は?


「おとん、私は?」






しっぽをめい一杯振りながら、訴える。
ジャンプしておとんにまとわりつく。
まばたきもせず、おとんを見つめる。


「私も連れて行って!」


このときだ、


「よーし、つくね”も”行こうね!」


と言ってくれたとき、私の喜びは爆発する。



「やったー!」


ちぎれそうに尻尾をふりながら家の中を駆け回る。



「やったー、私”も”連れて行ってもらえる!」


このときは、おとんは大好きな大好きなおとんになる。
しかし、そんなおとんも、



「だーめ、つくね”は”お留守番、行ってきます」


と言う事がある。
急に、しっぽを振るのが馬鹿らしくなる。
うーん、また私は,お留守番か。


勝手に行ってきたら。

伏せ4
私は、おとんと目を合わすことなく
しっぽを下げたまま座布団に向かう。


精一杯の抗議をこめて寝たふりをする。
おとんを無視する。
おとんは、嫌いだ!


私は、家族の言葉がわかる。



特に、私は「も」に弱い!



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2007.06.04 (Mon)

【一人旅】  一の二   身勝手一人旅の秘訣

一の二  “身勝手一人旅”の秘訣
                    七月二十四日

 『一人旅 いつもながらの 寂しさに
                 家族に未練 残す旅立ち』

 『日頃から この日のための 気遣いも
                 旅立つ時は 自責の念が』


 いよいよ旅立ちの日です!
何か、こう改まって書き出すと、テレビや小説のワンシーンを
イメージしたくなりますね。


”凛とした青年が、朝もやの中、目に涙の母親に見送られ、
 大志を抱いて、いままさに、旅立とうとしている”


 どうですか、こんな旅立ちなら、格好が良いのですが、
現実は厳しいのです。


私の旅立ちといえば、車の中に“生活道具”一式を詰め込み、
短パンをはき、脛毛丸出しの中年のおじさんが、家族の見送りも無く、
こっそりと家を出るだけなのです。


 私は、夜間、車で長距離を走るのは嫌なのと、都内の渋滞を避けるため、
温泉巡りの旅は、いつも早朝の出発と決めています。

子供達を起こさないように、玄関で嫁さんと小さな声で、


 「じゃあ、行ってくるから」
 「気をつけて」


と、短い会話をして、ひっそりと家を出るのです。
温泉巡りに出るときは、いつものことですが、
なかなか、凛とした気分にはなれないのです。
家族を残して、自分一人だけの身勝手な旅であることが、
分かっているからです。

さらに今回の“身勝手一人旅”は、これまでの旅と違って、
1ヶ月以上も家族と離れて温泉巡りをすることになります。
正直なところ、出発の時点から、相当落ち込んでいるのです。


 このような状態では、1ヶ月以上もの一人旅は、
とても精神的に持ちそうにもありません。
かといって、今更、家族と一緒に行くわけにも行きません。

せめて、誰かと話をしながら旅ができれば、この落ち込みが、
少しはましになるだろうと、勝手に私と同年代の”お父さん達”を
その相手に選ばせて頂きました。
“お父さん達”なら、会社での苦労、育った時代、
子供さん達の年齢も近く、私の話しも、少しは、理解してもらえると
思っています。


 今日が、“身勝手一人旅”の第一日目です。
早速、お父さん達を話し相手に旅をしていきたいと思います。
突然のことで、色々言いたいことがあるかもしれませんが、
お父さん達も遠慮なく、私に文句を言ったり、質問したりして、
これからの、長丁場にお付き合いください。


 「何で俺達が、一度も会ったことのないお前の話し相手に
  ならなければいけないのだ」
 「俺達は、お前と違って、この暑い中、一生懸命働いているのだ。
  くだらない話し相手になる暇はないね」
 「まあそう言うけど、俺達と同年代の彼が、家族から見放され、
  一緒についてくる友達も無く、1ヶ月もの一人旅に出ようと
  いうのだ。都合のつくやつだけでよいから、話し相手になって
  やろうではないか」


色々と、ご意見があるとは思いますが、何分よろしくお願いします。


 以前、私の趣味は、日本全国の温泉巡りであることを話しました。
これまで、会社の休み、五月のGW、夏季休暇、正月休み等を利用て、
一人で温泉巡りをしてきました。

お父さん達はいかがですか?
GWや夏季休暇等、家族を連れずに一人で遊びに行くことは、
許してもらえますか?


 「そんな質問は愚問だよ。家族サービスに決まっているだろう」
 「そうだよ、俺達は、土日、ゴルフに行くのに嫌味を言われ、
  ただですら、肩身の狭い思いをしているのだ。その上、連休を
  一人で使うのは、許す・許さない以前の問題で、家族サービス
  を第一に考えるのが、サラリーマンの常識だろう」


 お父さん達の言われることは、ごもっともです。
私だって、家族の有る身、皆さんと同様、家族サービスの気持ちは
十分あります。
ただ私の場合、家族への思いやりが、少し屈折して(嫁さんは、
それを、身勝手と言っていますが)表現されるのです。
我が家では、と言うより、私が決めた、都合の良いルールがあります。
何かというと、


“旅行は、家族全員で行くか、私一人で行く”


というものです。


理由は、嫁さんと二人だけで旅行をしていて、万一、事故に会った時、
残った二人の子供が哀れだ、という理由です。


 「何を格好付けているのだ。単に嫁さんと二人だけの旅行が
  嫌なだけだろう」


さすがですね。
すぐ私の本音が分かるのは、やはりお父さん達が、
私と同年輩だからですかね。
でも、お父さん達だって、奥さんに、面と向かって、
お前とは、旅行に行きたくない、とは言えないでしょう。
私も、お父さん達と同様、嫁さんに対する立場があるので、
ここは、先に述べた理由で我慢していただき、話を進めたいと思います。


子供達が、まだ小さなときは、ルールの前半の、


“旅行は家族全員で”


が、守られていました。
しかし、子供達が、大きくなってからは、ルールの後半の、


“旅行は、私一人で行く”


が、もっぱらとなりました。


 「お前、考えたな。そうなることを見越してのルールだろう」


お父さん達、そうおっしゃるけど、子供が小さいときは、
ちゃんと家族全員で何度も旅行をした実績があるのですよ。
だからこそ、ルールの後半が生きてくるのです。
その時々で、自分の都合を押しつけてはだめですよ。
やはり、長期目標を立て、それに向かって実績をつくることの大切さは、
ビジネスの世界では常識です。
お父さん達も承知のはずでは?


 「うるさい!」


こうして、私の一人旅は、


 「貴方は気楽でいいわネ、好き勝手に出来て」


という、毎度、嫁さんから聞かされる愚痴を聞き流し、実行されるのです。
お父さん達も、週末、気兼ねなく、ゴルフにいけるよう、
日頃から努力を怠らないで下さい。


今日は、お父さん達に、話し相手になっていただくお礼に、
私のやっている、努力というか、秘策をお教えしたいと思います。


 一、 少なくとも年一回は、家族全員で旅行に行く。
 二、 子供達の夏休みなどの、長期休暇のときは、早目に、
     嫁さんと子供達を、嫁さんの実家に里帰りさせる。
 三、 “身勝手一人旅”の旅先では、こまめに家に電話をする。



「何だ、たいしたことではないではないか。どこが秘策なのだ」


まあ、そうあせらずに、話は最後まで聞いくださいよ。
お父さん達は、会社でもそういう調子なのですか。
人の話は、最後まで聞いてあげないと、
そのうちに、部下達が本音や自分の意見を言わなくなりますよ。


 「何で、お前に、会社のことで、説教されなければいけないのだ。
  ごちゃごちゃ言うなら、話し相手は御免こうむるからな」


余計なことを言ってすみません。

先ほどの秘策は、これから話す演出があって始めて、効果を発揮し、
真の秘策となることを、お父さん達に伝えたかっただけです。


 「分かった。それで、何を言いたいのだ」


 まずは、年一回以上の家族旅行です。


お父さん達は、家族そろって旅行することはありますか。



 「そうだな、毎年、お盆や正月には、家族で田舎に帰るかな」


お父さん達、家族との帰省旅行は、秘策にはならないのです。
田舎に帰って喜ぶのは、子供達とその成長ぶりを何より楽しみにしている、
おじちゃんやおばあちゃんです。

奥さん達の実家に帰った場合は、奥さん達やその両親は、
結構、お父さん達の世話で気疲れするものです。
まして、お父さん達の実家に帰った場合、奥さん達は、
旅行気分どころではなくなります。
お父さん達の両親に気を使い、家にいるよりはるかに緊張して、
働かざるを得なくなるのです。

私の言う家族旅行というのは、奥さん達にとって、
所謂、上げ膳据え膳の旅のことですし、
子供達にとっては、日頃味わえない世界を楽しむ旅をするということです。


 「なるほど、お前の言う通りかもしれないな。
  しかし、子供達が大きくなったら、親と一緒の旅行は嫌がると、
  お前も言っていたではないか」


 確かに、子供達にとっては、何の楽しみも無い温泉巡りには、
ついて来なくなりました。
裏返せば、大きくなった子供達でもついて来る、
家族旅行を計画すればよいということになります。
そこで、我が家では、毎年、正月休に、温泉&スキー旅行をしています。
スキーに興味を持っている子供達は、結構、この旅行は、楽しみにしており、
余り文句も言わずに旅行についてきます。
また、温泉は、私同様に温泉好きな嫁さんへのサービスです。

 次に、子供達の学校の夏休み・冬休み・春休みといった長期の休みに、
嫁さんと子供達を嫁さんの実家に帰す、という秘策です。

この秘策は、先ほど、お父さん達が、盆や正月に家族で田舎に帰るのは
良くないと先程言ったことと矛盾すると思われるかもしれませんが、
大丈夫です。
ちゃんと理由のある秘策です。

お父さん達は、家族全員で、田舎に帰ったのですが、
私の場合は、私は、いっしょに行かないのです。
これが秘策の秘策たるゆえんなのです。
私が行かないことで、嫁さんの両親は、嫁さんと水入らずで語らい、
しかも、かわいい孫と、くつろいだ時を過ごせるのです。

 さらに、この秘策の効果を高めるには、もう二つ三つの演出をするのが
良いと思います。
嫁さんと子供達を前にして、


 「いいなー!お前達は。おじいちゃんやおばあちゃん、喜ぶぞ。
  お前達が、田舎に帰っている間、お父さんは、一人でご飯を食べ、
  留守番をしているのだから」


と、哀れなお父さんを印象付けるのです。
嫁さんも、私の演出とは分かっていても、
やはり、実家に長期間滞在できるのは、嬉しいのです。
少なくとも、私の面倒をみることから開放されるので。
また、子供達も大好きなおじいちゃんやおばあちゃんと過ごせるのが
楽しみで、私の存在などどこか行ってしまいます。

こうして、この秘策により、少しは、嫁さんや子供達に対する
“身勝手一人旅”の肩身の狭さが解消出来るのです。


更に、これも大事な演出の一つですが、


 「おい、これ旅費」


と、自分のポケットマネーから、嫁さんにお金を渡すのです。
ここが大切なところです。
嫁さんの財布から旅費を出させては、
この秘策の効果は、半減してしまいます。


 「おれ達の小遣いなんて、日頃の同僚や部下達の飲み会で消え、
  そんなお金が残っているわけが無いだろう。ゴルフ代だって
  嫁さんに借りている身だぞ」


 私だって同じですよ。
そのくせ見栄っ張りのお父さん達は、女子社員にだけは、
時々、身銭を切って食事に連れて行ってやるくせに。

とにかく、マージャン、パチンコ、競馬、株、何でもいいから稼いで、
この旅費は、お父さん達のポケットマネーから出してください。
何せ、“身勝手一人旅”をするには、日頃の努力が必要なのですから。

 この秘策の最後の演出として、実家に帰る嫁さんと子供達を、
必ず駅まで見送りに行くことです。
一人寂しくホームで手を振る私。
嫁さんや子供達に、申し訳ないという気持ちを、
持ってもらわなければならないのです。


 「気をつけて、おじいちゃんやおばあちゃんによろしく!」


と、デッキで言葉を交わし、皆が見えなくなるまで、
ホームにたたずんでいると、尚一層の効果があります。


 「うそつけ、電車の中からお前が見えるわけがないだろう」


そうです、この演出は、私自身の感傷です。

 春・夏・冬と年三回の学校の長い休みに、
子供達は、大好きなおじいちゃんやおばあちゃんと過ごせるし、
嫁さんにとっては、粗大ごみのお父さん達からの開放、
これほど嬉しいことは無いはずです。
(その結果として、益々、私一人が、家族から浮き上がってくるのですが)

それでも、私が、“身勝手一人旅”に出かけるときに、毎回嫁さんが、


 「あなたは気楽でいいわネ」


と、口にするのは、実家に帰る後ろめたさの裏返しなのかもしれません。

ここで、お父さん達、少し電卓をたたいてみてください。
年に数回、三四日の“身勝手一人旅”に出かける私と、
数十日以上も実家での気楽な生活を過ごしている嫁さんと、
どちらが身勝手なのでしょうかね。


 「確かに、お前の言うとおりだな。一般的に女性という動物は、
  自分のことは、棚に上げて、人のことをとやかく言うものなのだ」


お父さん達のバックアップ感謝します!
でも、そこまでにしておかないと、セクハラになってしまいますよ。

 最後の秘策は、旅先では、こまめに家に電話する、というものです。

お父さん達は、私と同年代ですので、巷でこんなことを言われていることは、
十分承知のはずですネ。


 「旦那は、元気で留守がいい」


そうなのです。
お父さん達、我々の年代になると、会社での自分の将来が、
ある程度見えてきましたよね。
がむしゃらに働いてき、紆余曲折があって、現在の立場にいるのですが、
奥さん達は、会社の上司や上層部とは違った意味で、
よく、お父さん達の性格や能力を見ています。
その結果、奥さん達は、粗大ごみになりつつあるお父さん達に
これ以上、期待するより、自分の夢を子供達に託すほうが、
その夢の実現の可能性があると考えるのです。

そのため、粗大ごみの世話をするより、
子供達の将来へせっせと投資するのです。

ただ、いくらお父さん達の先が見え、子供達に投資するといっても、
投資の原資がいりますよね。
そこで、


 「旦那は、元気で留守がいい」


となるわけです。
お父さん達、現実を直視しましょう!

 私の嫁さんにしても、“身勝手一人旅”で私が、留守になるのは、
歓迎なのですが、元気な保証が必要なのです。

そのために、旅先では、こまめに家に電話して、


“原資供給源が元気である”


ことを伝え、安心感を与えなければならないのです。
そう考えれば、“身勝手一人旅”をしていると言っても、
所詮は、嫁さんの手のひらの上で、動いているだけかもしれません。

 “身勝手一人旅”が出来て、うらやましいと言っていたお父さん達、
私のこうした日々の努力があって初めて今日の旅立を迎えることが
出来のです。

それにしても、毎回のことですが、家を出るときに感じる、


 『一人旅 いつもながらの 寂しさに
                   家族に未練 残す旅立ち』

 『日頃から この日のための 気遣いも
                   旅立つ時は 自責の念が』

この気持ちは、どうしてなのでしょうかネ。
今回は、一ヶ月以上もの長期の旅立ちなので、
より一層、この感じが強いのです。


よし、出発しよう!





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