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2011.02.17 (Thu)

【温泉雑記】 四万温泉  その一 貸切露天風呂

 
                   2011.02.10入湯
 
 



”カシャ”ドアの鍵をかける。

ついに実現した!
貸し切り露天風呂で好きな人と”二人”になれた瞬間である。

ドキドキする。

勿論相手は嫁さんではない。

温泉宿の部屋に案内された時、係の人から貸切露天風呂は
わずらわしい予約無しで空いてれば入れますと聞いていた。

この説明を聞いて内心ほっとした。
好きな人と二人で温泉に行き、貸切露天風呂を予約するのはやはり抵抗がある。

この宿は、そんなお客の気持ちが分かるのだろう、
粋な計らいをしてくれるものだ。

大雪で大変な思いをしておられる方々が多いのに、
雪国生まれの私は、なぜか雪景色を見ると雪見露天風呂に行きたくなる。

昨年も、ちょうどこの時期に万座温泉に行って雪見露天風呂を満喫してきたが、
今年もまた行きたくなり候補地を探していた。

そして見つけた宿が、四万温泉湯元四萬館である。
四万温泉にはこれまで2回訪れているが、湯元四萬館に泊まるのは初めてである。
決め手は何と言っても5ヵ所もある貸切露天風呂である。
勿論大浴場もあるが、せっかく好きな人と二人で行く温泉旅行である。
何で、私一人で大浴場に入る必要があろうか。


鍵は間違いなく掛けた。
もうこれからは”二人”だけの世界だ!

落ち着け、落ち着け。
あわてることはない、と自分自身に言い聞かせるが、
はやる気持ちはどうしようもない。

なにせ、好きな相手と、”鍵の掛った”貸切露天風呂で二人っきりになるのである。
私でなくても気が急くのは当り前であろう。

それなのに相手は、貸切露天風呂になれているのだろうか、
私の気持ちを弄ぶかのように先に”裸”になって風呂に入っていくではないか。

一瞬、私以外の誰かと二人でこうした貸切露天風呂に入ったことがあるのでは、
と思ったが、私も嫁さんがいる身、相手を独占できる立場ではない。

ここは、そんな相手の過去を詮索するより”いま”を楽しむ方が大事である。
急いで私も裸になって相手のいるところに向かう。

しかも”デジカメ”を持ってである。
私の意図は見え見えなのに、相手は嫌がるどころかニッコリ笑いかけてくれている。

自分だけこんないい思いをしてと、嫁さんの顔が浮かんだが、
やはり、せっかくのチャンスを逃がす手はない。

デジカメを相手に向けシャッターを切る。


湯元四萬館貸切風呂1
(写真をクリックして拡大して見て欲しい)


?!?!

こうして、好きな先輩と二人で5か所の雪見露天風呂巡りをし、
その後は、部屋で二人で向かい合って飲み語ったことは言うまでもない。

ただ、先輩と酒を飲みながら良い気分の中で気になったことは、
我々二人が貸切露天風呂に入るのに、なぜ私が鍵をかけたである。
いまだもって分からない。

色々な妄想が・・・
いや気分を害するから、ここは良い気分のままで寝た方が幸せである。



【追記】

湯元四萬館は、清流四万川に沿って立つ歴史のある旅館である。
古くは、文豪井伏鱒二や太宰治が逗留した宿であり、
田中角栄も愛用した宿との事。

湯元四萬館の浴舎は全部で11ヵ所ある。
泉質は同じで浴舎の雰囲気が違うだけである。
泉質はナトリュウムカルシュウム塩化物硫酸塩泉。


大浴場:男湯 喜寿の湯 女湯 亀の湯
貸切 :鹿の湯、河鹿の湯、そよかぜの湯、野うさぎの湯、風の谷、とんぼの湯(夏季のみ)
    貸切風呂は、ほとんどが二三人が入れる程度の小さいお風呂であり、
    全て四万川を眺めて入ることが出来る。    
混浴 :河童の湯(夏季のみ)、文人の湯(夏季のみ)
温泉プール(夏季のみ)




湯元四萬館貸切風呂2   湯元四萬館貸切風呂4
          (風の谷)                 (鹿の湯)
   
   
湯元四萬館貸切風呂3   湯元四萬館貸切風呂5
         (そよかぜの湯)               (河鹿の湯)
   
   
湯元四萬館貸切風呂6a
        (野うさぎの湯)










 
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