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2008.12.05 (Fri)

【都筑の風】 「関家」特別公開

 
 
「関家」特別公開@都筑の風                 2008.12.05
 
 


以前このブログで「都筑の森」にある
都筑民家園・せせらぎ公園古民家・関家の三つの古民家を紹介した

その後も「都筑民家園」や「せせらぎ公園古民家」は、
時にふれ季節の移ろいの中で何度か紹介する機会があった。

ただ「関家」に関しては、非公開と言うことでその内部は分からなかったが、
このたび、年に一度の特別公開があり敷地内を見学することが出来た。

「関家」は国の重要文化財に指定されており、
約450年も続く旧家で現在も22代当主の住まいとしていまも利用されている。

先祖は戦国時代の後北条家に仕えた地侍の家柄で、
勝田村の世襲名主を務め、また江戸時代末期には代官も兼ねたとのこと。

この「関家」が注目されるのは、
通常名主は2・3代で変わったのに対し「関家」は世襲名主であったため
貴重な文献が数多く残っていることと、
家屋が東日本でも最古の民家の遺構を保っている点とのこと。




そんな「都筑の森」の「宝」である「関家」に、
11月30日の快晴の日に訪ねることが出来た。

江戸時代、東海道の裏街道として重要な役割を果たした中原街道に面し
山林畑を含む約3500坪の広大な敷地にその歴史的な遺構が建っている。


まず、目を引くのが2階建てになっている間口11間の長屋門。
中原街道からも重厚でかつ優美な姿を見ることが出来る。



関家1
             (長屋門)


創建当時は8.5間の平屋建ての門だったとのことだが、
明治時代に養蚕を行うため現在の姿に増築されたらしい。

それにしても名主や代官を務めことの名残をとどめる立派な門である。


関家2
            (長屋門入口)


その門をくぐると、正面に母屋、左手に書院が見える。


関家4
              (母屋)


関家5
              (書院)


この母屋がその古さにおいて東日本最古級の建物らしいが
素人の私には何がその様式の古さか分かるはずもない。



関家6
             (母屋内部)


関家7
             (母屋内部)



書院は、徳川3代将軍家光が、
鷹狩りの際、「関家」に立ち寄るため建てられたものらしい。



関家8
           (書院内部)


床の間横の書院棚に置かれた葵の御紋がついた弁当箱を
当主の息子さんが、「本物ですかね」と笑いながら話しておられた。


関家9
          (葵の御紋入りの弁当箱)


現在の建物は、保存のため平成14年から1年にかけ
母屋は解体修理、書院は半解体修理、
長屋門は屋根全面吹き替えと部分修理され
見た目は東日本最古級の古民家とは思われない程奇麗である。


嫁さんと義母は、私を含め他の人達が「関家」を出た後、
遅れて「関家」に到着したがそれが却ってよかったか、
22代当主の関氏から1時間弱にわたって屋敷内の案内と説明を受けた。


自らも齢を重ねた温厚な当主が語る、
ご先祖への思いと、なすべき自分の役割について
過去と現在と未来を結び続けることの大切さを改めて感じたとのこと。


「関家」といった名主やそこに住んでいた名も残らぬ人々が守ってきた「おらが村」を、
「豊かな自然」を多く残して「港北ニュータウン」として開発してくれた関係者の英知。


これからは、我々この「都筑の森」に縁あって住むものが、
この「豊かな自然」を子供や孫に引き継いでいくことの大切さを、
「関家」から学べきものかもしれない。


関家10
          (敷地も重要文化財に指定)



                                   【都筑の風】目次











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テーマ : 横浜市都筑区港北ニュータウン ジャンル : 地域情報

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*Comment

■いつもありがとうございます。

3500坪の敷地に450年前に建てられた民家・・・。
気が遠くなるほどすばらしいですネ。
本州は北海道とは歴史が違います。
これからも残していかなければならない遺産です。

写真もきれいですネ。
アヒルの唄 |  2008.12.05(金) 17:37 |  URL |  【コメント編集】

            有難う御座いました。
 思いの篭った文章と写真、歴史の風格を感じさせて貰いました。石造りの西洋の建物にも劣らぬ木造建築の風格。どちらも、風格は古さばかりでは無く、住む人が伝えて行くものなのでしょう。葵の弁当箱の描写に、住む人の生活の目線が、それと無く現れていましたね。
 好かったですよ。サンキュー、ベリベリ、マッチでした。
アガタ・リョウ |  2008.12.06(土) 16:00 |  URL |  【コメント編集】

アガタリュウさん

コメントありがとうございました。

「関家」のような旧家も、
遺産相続や戦後の混乱で多くはなくなってきていますが
日本人の日本人らしさの伝承までも
消えていくのはさみしいものですね。

                 都筑の風@横浜
都筑の風@横浜 |  2008.12.06(土) 16:33 |  URL |  【コメント編集】

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