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2009.05.09 (Sat)

【その他】 中国激安ツアー その3

 
 
中国激安ツアー その3(最終)             2009.04.24、25




今日もまた朝8時の出発。

かなり雨が降って寒いためか、老老男女御一行は、
それなりの準備をしてバスに乗り込む。

今日は、上海観光。

嫁さんも私も一番の楽しみにしていた上海博物館に到着。

青銅器、陶磁器、書画、印など歴史的財産が
約12万点も所蔵されている中国屈指の博物館である。


中国ツアー3-1   中国ツアー3-5


自分でも物を作ったり絵を描いたりして美術品にかなり興味を持つ嫁さん、
テーマごとに分かれた4階11ブースの全てを回るつもりのようだ。

わずか1時間半の自由行動、どう考えても無理なことが分かっているが、
それでも全テーマ、まずは駆け足で見て回り、良かった所に再度行きたいという。

そんな思いで、入館して最初に行ったのは興味のある陶磁器の展示ブース。
薄暗くした館内に浮かび上がる名品を見たとたんにもう足が止まる。
サーッと見て回ることなどできるわけがない。
意識して回ったつもりでも、陶磁器のブースを出るのに30分以上かかってしまった。


中国ツアー3-2   中国ツアー3-3


もう駄目である、こうなると本当に他のブースは駆け足で回らねばならない。

「すごい、すごい、これ写真に撮って!」

と、目を輝かせながら展示品を急いで見て回る嫁さん。
離れ離れで見て回っていては、後で探すのが大変、
今回は、嫁さんの後を付いて回り、カメラマンに徹するしかない。

「おい、集合時間にあと5分しかないよ」

「まだ5分もあるじゃない」


中国ツアー3-4   中国ツアー3-6



こうして、集合時間ぎりぎりまで、
もう見ることもできない展示品を目に焼き付けて博物館を後にした。



バスの中でも、

「もう一度来て、ゆっくり見たいね」

と、興奮冷めやらぬ嫁さん。


それを一気に冷やしたのが、現地案内のスタッフの一言。

「次に行くところは、ヒスイの品物を展示販売している総合工芸店です」


過去、義母が中国に行って買い求めてきたヒスイの指輪。
時々、義母から借りて指にしていたようだが、
今回は自分のものをゲットしようと初めから決めていたらしい。



お店の中に足を踏み入れたとたん、
上海博物館の歴史的展示物は頭からあっさり消え去り、
目の前のショーケースの中の緑の小石に心奪われてしまう有様。

「お姉さん、どうですか、色が濃いでしょう」

「それを見せて」

「それより、こちらのほうが大きくて素敵ですよ、
 お兄さんもそう思うでしょう」

老老男女が、お姉さんとお兄さんに変身。
さすが、寒山寺の梵鐘。
ちゃんと15歳若返っていたのだ。

なんと、嫁さんは、お姉さんとの呼びかけに気を良くしたのか、
真剣に品物選びを始めた。

「ねえ、これ母さんのより石が大きくてこの値段よ」

「そりゃそうさ、お義母が中国にいた頃に比べれば
 はるかに円高だから安いに決まっているだろう」

もう買う気満々。

ここで、嫁さんの本領が発揮されることになる。
店のマネージャが、勧めたヒスイのネックレスを購入するなら、
別売のホワイトゴールドのチェーンをタダでプレゼントすると言う。

ネックレスより、指輪が欲しかった嫁さんは、
結果的には、指輪を買ったにもかかわらず、
そのホワイトゴールドのチェーンをタダでプレゼントしてもらったのである。

もともと、ヒスイが安いと思っている上にチェーンのプレゼント。
商品が偽物ではないかと疑いたくなるが、この店は国営のお店。
昨今の経済情勢で客足があまり良くないので、
お店のほうも何とか売り上げを確保するためらしい。

なにせ、日本は社会主義、中国は資本主義の国なんだから、
中国の国営店舗も経営方針が変わったのだろう。

それにしても同行の老老男女ツアーの他の人達も、
嫁さん同様、ヒスイの買い物をしていた人がいたのに、
お店のマネージャーが嫁さんの対応に当たってくれたのは、
ラッキーだったとしか言いようがない。


好きな美術品をみて、欲しかったヒスイの指輪も買え、
その上チェーンをプレゼントしてもらいルンルン気分の「お姉さん」。





降る雨もきにならず、今度は豫園観光に向かう。

昨日行った留園と同様、奇岩の大湖石が配置された庭園だが、
やはりどうもしっくりこなかった。


中国ツアー3-8   中国ツアー3-11


中国ツアー3-9   中国ツアー3-10



それより良かったのが、豫園の近くにある上海老城と呼ばれる一帯だ。
古くは明・清の時代の特徴を残す建築物があるという商店が軒を並べる街。

お店それぞれはいかにも土産物店といわれる様相だが、
そのお店の入っている建物が、

「どうだ、これこそ中国だろう」

と言わんばかりの特徴あるものなのである。
確かに日本にはない独特の雰囲気を街全体が醸し出している。



中国ツアー3-13   中国ツアー3-14


人人人、多くの観光客で賑わっている。

現地案内スタッフの人も盗難等に十分注意した上で楽しんで欲しいとの念押しが入る。

ここで、ようやく嫁さんは、自分の買い物から離れ、
どうみても中国の観光土産と思われるものを、家族と友達向けに選んでいた。


次に向かったのが、新天地と呼ばれる、
清の時代のフランスの租界地跡を訪ねる。

バスを降り、大通りから一歩小路に足を踏み入れたとたん、
本当に新天地というより別天地に迷い込んだ感じに襲われる。


ヨーロッパ風(フランス風)のシャレた街並み。
小雨にぬれたオープンカフェ、バー、小物店などが
店先から淡い灯りと共に歴史の息遣いを放っている。


中国ツアー3-15   中国ツアー3-16



中国ツアー最後の夕食は上海料理。
結果は、前の2日間の夕食と同様、
ツアー価格にはどうしても見合わない美味しい食事であった。


夕食後は、オプションの上海雑技鑑賞。
何かのTV等で見慣れたものとは思っていても、
いざ目の前で繰り広げられる妙技には
惜しみない拍手が鳴り響いた。


中国ツアー3-18   中国ツアー3-17



さあ、これからホテルに帰り、大きな課題を解決しなければならない。
「激安ツアー、お得ツアー」の結果を整理してどう日本に持ち帰るか
並大抵の努力では解決しないと思われる。





4日目の朝は、また上海に青空が戻ってきていた。

「おい、おい、昨晩の格闘の様子は?」

との問いに対しては、答えは一つ。

どうしても持ち帰らねばならないもの以外は、
捨てていくしかないのである・・・。




朝、早めに起きた嫁さんは、窓の外の景色をスケッチ。
またひとつ思い出が溜まる。


中国ツアー3-19



最終日は、上海市内から空港までリニアモーターカーの旅である。
これは、日本の新幹線よりスピードの出る乗り物が、
中国にあることを知らしめたいためなのであろう。

荷物はバスに積んでそのまま空港に向かうのに、
人間だけがバスを降りてリニアモーターカーに乗り換えるのである。

それでもわずか8分ばかりの乗車時間の中で、
最高速度431kmを出した瞬間、
老老男女お口からは、オッという叫び声が出る。


最後の最後まで、「お得」感を味わせてくれた、
「中国激安ツアー」であった。


ただ、「激安、お得」の裏でほんの少しだけバスの窓から垣間見た中国の現状。

何でもありの「日本より資本主義」という名の極端な格差社会中国。
そこから派生するであろう様々な課題をこれからどう解決していくのか。

「激安、お得」以上に目が離せない中国である。





                              了






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テーマ : 中国旅行 ジャンル : 旅行

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*Comment

■都筑の風@横浜さんへ

中国旅行最終!お疲れ様でした。
商売上手の中国商人を見習わないと!って
すこし思いました(笑)
あんまりベタなやり方だと、お客様はドン引き
しちゃいますけど!
色々なところに行かれて、奥様も大満足
みたいで、よかったですね。
スケッチの絵も見て見たいです。
オニキス君 |  2009.05.09(土) 10:26 |  URL |  【コメント編集】

楽しまれたようですね~。
わしも死ぬまでに一度は行ってみたいと思っていますが、
キスの30cmオーバーも釣らないといけないし(笑)。
多分世界でこれから成長するのは中国とインドでしょうか。
そのエネルギーを感じてみたいものです。
釣りじいさん |  2009.05.09(土) 10:58 |  URL |  【コメント編集】

v-121 オニキス君 さん

本当ですね!
お得・貴方だけに・ここでしか・・・
色々見習う所がありますね。


v-122 釣りじいさん

死ぬまで・・・はオーバ。
キス釣りで10匹ほど釣り上げているくらいの間で
着いてしまいますよ。
綺麗なお嬢さんたちが多い(でも相当キツイとのこと)
所に行って新たな刺激を得るのも良し、
ほこりとは無縁の海岸で釣り上げた美味しいキスの
てんぷらを食べるのも良し、
全部まとめて味わうのも良し。

残りたっぷりある人生ですので・・・

 都筑の風@横浜



都筑の風@横浜 |  2009.05.09(土) 18:54 |  URL |  【コメント編集】

■お帰りなさい

「みやげ噺」がなんといっても最高のお土産。
海外を知らない私にとって全てがお土産になりました。
nebaneba |  2009.05.11(月) 09:34 |  URL |  【コメント編集】

■Re: お帰りなさい

nebaneba さん

仕事では何度も海外に行きましたが
遊びでは初めて。
そういった意味では色々勉強になりました。
特に嫁さんと行く場合はツアーの目的を確認しておかないとv-8

   都筑の風@横浜
都筑の風@横浜 |  2009.05.11(月) 15:08 |  URL |  【コメント編集】

内容盛り沢山で本当に楽しませて頂きましたv-290
今全世界が注目の中国 あまり発展して欲しくないな
古い文化残して欲しいですv-363

奥様の行動 共感出来ますv-353
時間が無いなかで いかに全部を制覇して
目的のお土産GETv-363
パパさんがカメラ荷物係り 想像しただけで笑えるv-433

ウララおかん |  2009.05.11(月) 15:09 |  URL |  【コメント編集】

盛りだくさんな激安ツアーでしたね。
博物館1時間半は短すぎですよね。
私たちなんて、阿修羅像1体で30分はかかりましたから。

やはり、こういうツアーは、下見なんですね。
私も昔カナダに激安ツアーでいきました。
それぞれの観光地での自由時間が10分から30分。
トイレにいくだけで終わってしまう場所もありました。

ダイジェストで案内してもらって、
行きたいところは改めて行く、これがいいですね。

中国の前に、台湾で予習してみようかなと思いました。
いい博物館もありますし、祖父が台湾で仕事をしていて、
そのときの知り合いもいるので、案内していただけそうなんで。

玉ねぎアレルギー |  2009.05.11(月) 18:48 |  URL |  【コメント編集】

v-119 ウララおかん さん

今日もNHKで中国の四川省地震の復興の様子を
放映していましたが、役人は上しか向いていず、
市民は置いてきぼりとのこと。
いくら発展が著しくても、基本は中央官僚支配の国。
これから格差社会の弊害が至る所でてくるのでは。
それを分かった上で、安買い物ツアーを楽しむ分には
お得な国では。


v-120 玉ねぎアレルギー さん

本当ですね。
ツアーはまず下調べで使うといいのでしょうね。
特に中国のような広大な国、多民族国家、
一党独裁中央集権国家、急に日本の考えのままで
行くと思い違いを必ずしそうです。
知り合いがいる台湾、観光ツアーとは全く違った
顔が見えるのでしょうね。


 都筑の風@横浜


都筑の風@横浜 |  2009.05.11(月) 22:10 |  URL |  【コメント編集】

■はじめまして

都筑の風@横浜さん、こんにちは。
中国は10年位前に香港、広州に行ったきり..大分変わっているのでしょうね。 ちなみにその時の広州での夕食は500円の支払いで、1万円分くらいの豪華なディナーでした(留学中の友人を尋ねたせいもあるかも)。

何はともあれ 楽しそうな様子がいいですね! また寄らせてもらいます。
Mi.K. |  2009.05.13(水) 18:59 |  URL |  【コメント編集】

Mi.K.  さん


コメントありがとうございます。
中国、多分行くたびに変化をして驚く国ではないでしょうか?
良きにつけ悪しきにつけ、発展目覚ましいのでしょうね。

ただ、数日の駆け足で上っ面だけの観光ツアーでは、
中国を知ることは無理、また機会があればゆっくりと
地方を見て回りたいものです。

   都筑の風@横浜

都筑の風@横浜 |  2009.05.14(木) 08:43 |  URL |  【コメント編集】

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