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2007.08.02 (Thu)

【一人旅】 二の七 雌阿寒滝の湯温泉 

二の七 雌阿寒滝の湯温泉          八月十八日



『恋人と 水着のギャル 混浴し 
                脱衣所無くて 出るに出られず』

『意を決し 恋人の背で 水着脱ぐ 
                  見え隠れする 乙女の色香』



幌加温泉でお父さん達に、芸術作品を楽しんでもらったところで、
話をやめれば私の評価も回復したのでしょうが、
つい脱線してしまったようですね。


 「確かに、幌加温泉では、日本文化のよき風情を味わっていたのに、
  すごい幕切れがあったものだ」


済みませんでした。その代わり、今回は名誉挽回のため、
本編初の混浴ギャルに登場してもらいます。


 「もう期待しないから、勝手にやればいい」


冷たいですね、でも今回は、正真正銘のギャルですよ。
お父さん達、そんな無関心でよいのですか。


今日は、朝から気分がよく、
何か良いことに巡り合えるのではないかと思いながら車を運転し、
この地にやってきました。

驚きました!
うーっとうなってしまうくらいに素晴らしいところです。

もう決めました!
今日は、これ以上どこにも行かず、ここでのんびり一日を過ごそうと。


午前中に立ち寄った阿寒湖の喧騒とは打って変わって、すごく静かなのです。

ここは、どこかって?
本当に教えるのがもったいないくらい良いところなのですよ。


阿寒湖という大観光地から車でわずか十五分ほどしか離れていないのに、
観光客もまばらで、穴場中の穴場なのです。

ここも、私が観光旅行をせずに、
温泉巡りをしていたからこそ探し当ることが出来た所なのです。


 「おい、出し惜しみするなよ。大きな“余韻”の罪滅ぼしだ。
  早くその場所を教えろ」


では、思い切ってお教えしましょう。
ここは、阿寒湖から少し西に行った雌阿寒岳の山麓にある野中温泉という所です。
道路地図には雌阿寒温泉と書いてあるかもしれません。

今回この温泉に訪れたのは、ここ野中温泉から三キロほど車で奥に行き、
更に歩いて二十分程の所にある、滝壺が温泉になっている
“滝の湯”という野趣あふれる温泉に行くためだったのです。

ギャルの話も、その“滝の湯”での出来事です。
私が、ここ野中温泉で一日のんびりしようと思ったのは、
もちろん“滝の湯”や野中温泉が良かったためも有りますが、
何と言っても、周囲の素晴らしい景色が、私の心を捉えて離さなかったのです。

いくら温泉巡りの数を増やしたいからといって、
たまにはスケジュールから離れてのんびりしなよと。

大自然に優しく抱かれた神秘の湖、オンネトー湖。
そのコバルトブルーの湖面に己の姿を映し出している、
雌阿寒岳と阿寒富士。
頭上には秋を思わせるような、抜けるような青空に白い雲。

しかも、さすが北海道、このような自然を五感で感じてもらいたいのか、
キャンプ場まであるのです。

あたりの雰囲気がそうさせるのでしょうか、
思い思いの場所に張ったテントの周囲で、キャンパー達も自然に溶け込んでいます。

そこには、観光地特有の喧騒は全く縁がありません。
というより、観光地ではないので、この地が好きな人達のみが、
自然と一体となって時を過ごすための癒しの場なのでしょう。

北海道以外では、このような所は、確実に観光地化され、
リゾート開発の名のもとにホテルや観光施設が建てられるのでしょう。

しかし、北海道の人たちは、観光客の集客も大切ですが、
それ以上に自然を愛する気持ちがあるのでしょう。

出来る限り、太古からの自然を残し、
それをそのままの形で味わってもらいたいという気持ちが伝わってきます。

少しは、ギラギラしたお父さん達にも、
清涼感の一端を感じ取ってもらえたのではないかと思いますが。


あとは、やはり自ら足を運んで、
直にこの自然を肌で感じ取ってもらうしかないですね。


さて、ギラギラしているお父さん達、お待ちかねの“滝の湯”は、
このキャンプ場から整備された林道を二十分ほど歩いた所に有ります。

 「木漏れ日の 林道歩き たどり着く
                    湯の滝落ちる 滝壺の湯」

どうですか、気持ちの良いときは、こんな詩まで自然と口から出てくるのです。

このあたりは、地中の温度が高く、流れてくる小川の水が途中で温められ、
小さな滝のあるところでちょうど入るのに適温になり、
滝壷が温泉という、日本でも数少ない、自然の恵みに出会えるのです。

その滝壷の上に簡素な脱衣小屋のある露天風呂があり、
誰もが気楽に入れるようになっているのです。
もちろん無料です。
掃除も行き届いて、こぎれいにしてあります。

こういったところが、観光地北海道の良いところですね。

では早速、ギャルの話をしましょう。
今回は、幌加温泉の時のように、ギャルとその彼氏が二人で入っているところに、
私が割り込んだのではありませんので、あらかじめ断っておきます。

以前、酢ヶ湯温泉で混浴に入る女性の心理について、
私の仮説を紹介したと思います。
五色温泉でもその仮説の正しさを裏付ける場面に遭遇しましたが、
この滝ノ湯でも仮説の正しさを立証する場面に出会え、
私の研究成果に益々自信を深めた次第です。

仮説が真理となれば、私は、押しも押されぬもせぬ偉大な心理学者になるはずです。
その時は、お父さん達も、私のことを、“お前”とは呼べなくなりますよ。


 「あいもかわらず、ごちゃごちゃ言うやつだ。
  早くその仮説とやらの正しさを立証していてくれ。大先生とやら」


そうです、“お前”から“大先生”に格上げしてくれましたね。
では、お父さん達の要望にお答えし、
出来る限り、詳細に現場の状況を報告することにしましょう。


酢ヶ湯温泉で述べた仮設でギャルに関するものは、

■日中は、ギャル同士、まして一人では、混浴には入らない。
■例外として、ギャルが日中に混浴に入っている場合は、
  そばに、たいてい彼氏がいる。
■混浴に入っている彼氏と彼女の関係は、いい関係である。

でした。

今回の滝の湯温泉でもこの仮説どおり水着をきたギャルが、
彼氏と楽しそうに温泉に浸かっているのです。

 「何がギャルとの混浴だ!水着を着たギャルなんか、
  北海道まで行かなくても近くのプールで
  幾らでも見るチャンスはあるぞ」


お父さん達、心配なくても大丈夫ですよ。
最後まで、私の話に付き合ってください。
期待を裏切ることはしませんから。


私が、この滝の湯の露天風呂に入った時は、
水着ギャル以外に、四人の若者と年配のおじさんが一緒に入っていました。
すこしぬる目のお湯なので、長湯に向いているのでしょう、
全員気持ちよさそうにのんびりと温泉に浸かっています。

お父さん達、混浴でぬる目のお湯と言うのは、
夏湯温泉温泉の大湯で経験した熱めのお湯と同様、
混浴を楽しむ女性を観察する私のような研究者にとっては、
諸刃の剣となるのです。

何故かといえば、

■ぬる目の温泉は、観察対象の女性が、
  ずーっと温泉に浸かりっぱなしで、動きが少ない。
  そのため、観察の対象は、女性の顔が中心とる。
  反面、観察対象をじっくり見れるというメリットがある。
■熱めの温泉は、女性の活動が活発になるため、
  女性の顔以外の部分も色々と観察できる。
  しかし、熱いがために、直ぐに温泉から上がってしまうので、
  一瞬のチャンスに全神経を集中しなければならず、結構疲れる。


今日のような、ぬる目の温泉でしかも観察対象の女性が水着を着ているという状況は、
お父さん達のご指摘通り、正直なところ、研究対象としては、余り価値がないのです。
ただ、今日のギャルは、マスクも良い上にプロポーションも抜群なので、
水着を着ていても、観察するには、十分楽しい対象なのです。

そのうち、水着ギャルが、彼氏に何か小声で話し掛けています。
ほとんど聞き取れないのですが、私の長年の混浴における人間の心理の研究から、
その会話の内容を推理してみました。

◇彼女「ねえ、もう上がりたい」
◇彼氏「もう少し待ったほうがいい。あのおっさん、
     おまえのことジーッと見ているよ」
◇彼女「やーね!だから中年のおっさんは嫌いよ。本当に助平なんだから」
◇彼氏「あのおっさん、なんで温泉に入るのメガをかけてんだ」
◇彼女「ここが混浴だからでしょう。それにカメラまで持ってきているわよ」
◇彼氏「お前を撮る気と違うか」
◇彼女「へんなことを言わないでよ!
     水着着て温泉に浸かっているのだって恥ずかしいのだから。
     でもどうしよう、わたしもうのぼせそう」

何が助平な中年のおっさんだと!
そんなに嫌なら、混浴なんかに入らなければいいのだ。


「そうだ、お前の言うとおりだ」


それに私は、露天風呂に入るときは、必ずカメラを持って入るのです。

温泉めぐりをしている私としては、
写真は、温泉に入っているところを撮るのが一番ふさわしいのです。
内湯ではレンズが曇ってうまく写らないので、
露天風呂で写真を撮ることが多くなるのです。
決して彼女を撮るためではないのです。
また眼鏡をかけて露天風呂に入るのにもちゃんと、
理由があります。

一つ目は、露天風呂は、一般に周囲の景色が素晴らしいため、
その景色を眺めながら、のんびりと温泉に浸かっていたいため。

二つ目は、露天風呂に入っている私の写真を撮ってもらう場合、
日頃の眼鏡をかけた見慣れた私の顔のほうが違和感がないと思われるためです。
ちなみに内湯だけの温泉の場合、眼鏡はちゃんとはずして入ります。

でも、彼らに、私が、温泉めぐりをしていることなんかは分からないので、
やはり、助平な中年のおっさんと思われてもしようがないのかもしれませんね。


 「何をごちゃごちゃ言っているのだ。
  俺達には、お前の顔がどう写ろうが関係ないのだ。
  それより、早く話を水着ギャルのほうに戻せ」


済みません、予めお断りしておきます。
先に述べた理由の通りで、水着ギャルの写真は写してはいませんが、
研究者としての私の観察のほうは、ばっちりですので御安心下さい。


彼氏とどんな話をしていたかは、正直なところ聞き取れないのですが、
彼女の顔がほんのり赤くなってきていることは事実です。

本当にのぼせてきたのか、私を含め、見知らぬ男性に囲まれて、
目のやり場に困っているのかは定かではありませんが、


 『恋人と 水着のギャル 混浴し
                 脱衣所無くて 出るに出られず』


という状況になっているのです。

しかし、しばらくして、意を決したようで、
彼氏と二人一緒で露天風呂から上がり、脱衣所のほうに行きました。

ここで話が終わってしまうと、
お父さん達から、温泉の中に頭をつけられ、窒息死させられそうですね。
そこは、研究者にとって必須のスキルである、
地道な観察結果と粘り強い忍耐力のたまもので、
ついに努力が報いられる時が訪れたのです。

同時に、なぜ水着ギャルが露天風呂から上がるのを渋っていたのか、
本当の理由が分かったのです。

この混浴露天風呂の脱衣所が、簡素な作りであることは、既に話しました。
なにせ誰もが無料で入れる露天風呂です。
脱衣所は、一方を板で囲った小屋で、
中に脱いだ服を置く棚があるだけです。
当然、露天風呂からは、様子は丸見えです。
ギャルにとっては不運ですが、
研究者たる私にとってはこの上もない研究の場になっているのです。

身を隠すドアもなければ、カーテンといった気の利いたものは何も有りません。
しかも男女の境のない脱衣所、覗く意思がなくても、
視線がそちらに向いてしまうのは、やむを得ないことと思いませんか?


 「そうだ、その露天風呂の脱衣場の作りが悪いのであって、
  お前のせいではない。でどうなのだ、ギャルの様子は」


混浴における女性の心理を研究する私としては、
ギャルを中心に二人の様子を冷静にしかも詳細に観察し続けましたね。

ワンピースタイプの水着は、身に着けているときは、
肌を隠すのに大いに役立ちますが、
反面、脱ぐ時は、たっぷり水分を含んだ分、時間がかかるのです。

ギャルも肌を隠すことにしか気が回らず、
脱ぐ時のことを考えずにワンピースの水着を選んだのでしょう。
可哀想に、と思うと同時に、感謝、感謝の気持ちでした。


 『意を決し 恋人の背で 水着脱ぐ
                  見え隠れする 乙女の色香』


なお、蛇足ですが、
今回の事象を通じての仮説の正しかったことの証明は、以下の通りでした。

 ■彼氏に背を向けているということは、彼氏は、彼女のほうを向いている。

 ■水着を脱ぐということは、その間は、全てを彼氏に見られているということで、
  彼氏と彼女の関係が分かるというものです。

更に蛇足を付け加えれば、見え隠れするギャルのプロポーションは、
実に素晴らしいものでした。


 「この野郎!お前ばかりがいい思いをしやがって!」


★データ
 (走行距離)百一キロ
 (入浴温泉)阿寒温泉・滝の湯温泉・野中温泉

                         

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