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2010.09.26 (Sun)

【都筑の風】 雀のお宿

 
 
雀のお宿@都筑の風        2010.09.26




「エッ、宮本武蔵って本当にいたの!」

以前、東京の美術館で水墨画展を見に行った時の話だ。
嫁さんは、宮本武蔵という人物は小説や映画の世界の人と思っていたらしい。

それが、竹に一羽の雀が描かれた宮本武蔵筆の水墨画を見て驚いたのだ。

定年後、この「都筑の森」から余り外に出ない引きこもりの私を見かねて、
嫁さんは何かと私を外に引っ張り出そうとする。

というか、私が「都筑の森」に根を生やしたように生活しているので、
自分だけが、森の外に出歩き回るのが気が引けるのだろう。


定年後働かずにいるのは、働くより夫婦共有の時間つべきと
お題目を掲げている私としては、嫁さんの誘いを断るわけにはい行かない。

そこで、宮本武蔵となったわけだが、
小説や映画の世界でおなじみの人物の肉質画を目にしては嫁さんでなくても
オッ、宮本武蔵の絵なのか、と一種の驚きを感じえない。


ところで何でこのブログに、宮本武蔵が出てくるのかと
不思議に思われるかもしれない。


じつは、宮本武蔵の水墨画の題材の「竹に雀」を出したかったからである。



ここ港北ニュータウンが開発される前は一面の丘陵地。
多くの雑木林に交じり竹林もいたるところにあったらしい。

その名残なのか、「都筑の森」には実に多くの竹林がある。




雀のお宿3   雀のお宿4




公園やマンションンの緑遊地にある整備された竹林。
里山に放置されたような手入れがされていない竹林。


家のすぐ近くにも整備された竹藪があり、
散歩の途中によく立ち寄ることがある。

竹の持つあの生命力やあの硬質感のある凛とした美しさもさも良いが、


雀のお宿6



私が竹林を好きなのは、そこに足を踏み入れたとたんに感じる、
あの何とも言えない安らぎ感のためである。

 
雀のお宿7



外から見る限りは体感できないあの安らぎ感は、
竹林の中に入ってでないと味わえない。


それなのに、多くの竹林が緑道や公園のそばに有るというのに
竹林に足を踏み入れる人はほとんどいない。


足元には落ち葉となった笹の葉が、淡い黄色の絨毯を引きつめたように堆積している。
その絨毯の上を、カサッカサッと乾いた音を立てながら一人静かに歩く。
いつしか身体を包む空気が変わり、私を昔話の世界にいざなってくれている。


雀のお宿8



竹林の中に入り静かに耳を澄ます。
頭の上で音がする。
サラ、サラ、サラ。
笹の葉が小さな声で語り合っている。 
雀のお宿は向こうのほうだよ、と。


雀のお宿9



笹の葉の話を聞こうと思い顔をあげる。
頭の上で笹の葉が揺れる。
ヒラ、ヒラ、ヒラ。
笹の葉が陽の光の中で舞っている。
雀のお宿を案内してあげるよ、と。


雀のお宿10



竹林の中で安らいだひと時を過ごす。
頭の上で雀の鳴く声がする。
チュン、チュン、チュン。
雀たちが笹の葉の間から遊ぼうと誘っている。
帰りにはお土産をあげるからね、と。


雀のお宿11


竹林の中の雀のお宿で、私がお土産に貰った「つづら」の中には、
「都筑の森」の美味しい空気や緑々した自然、
それと人々の笑顔が一杯入っていた。





                                   【都筑の風】目次




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テーマ : 横浜市都筑区港北ニュータウン ジャンル : 地域情報

EDIT  |  07:15  |  都筑の風  |  TB(0)  |  CM(10)  |  Top↑

*Comment

おきようございます。

「竹林の中に入ってでないと体感できない」と云う安らぎ感、
味わってみたい!

田舎暮らしをしていても、そこそこに疲れを
感じている様です。

最近疲れた時は、昔話や童話本を眺めて
ぼーっとしています。

忙しい現実に付いて行くのが、
少々しんどくなりつつあり・・・v-395

rovinpopo |  2010.09.26(日) 11:40 |  URL |  【コメント編集】

■こんばんは

竹林はなんか落ち着きますね。癒されるというか、その感覚が私も好きです。

今ちょっと、なぜか金城武さん主演のLversという映画の竹林のシーンを思い出しました。

背景の景色が非常に綺麗な映像美豊かな映画でした。

たまに、竹林とかへ行って、元気をもらいたいですね。

ポチッと(^_-)-☆
美雨 |  2010.09.26(日) 20:29 |  URL |  【コメント編集】

rovinpopo さん


お忙しい毎日お疲れ様です。
「サンデー毎日」とか「有り余る時間」とこの厳しい世の中
のんきなことを言って叱られそうですが、そんな今の私でも、
ついに三年前まではただがむしゃらに働き余裕なんかなかった。
やはり、何十年も働いてきた結果味わえる「有り余る時間」。
今しばらくの御辛抱を。ただし、時々疲れは解消しないと
まだまだ長い現役の時間持ちませんよ。



美雨 さん


コメントありがとうございます。
いつもReadOnlyで済みません。
竹林のもつ清潔感、竹の生命力、吹く風に囁くような笹の音。
何かほっとするような癒しの空間ですね。
こんな竹林がここ都筑にはたくさんあります。
家からも2~3分の所にも素敵な竹林があり、
昔話の主人公に出会えないかとカメラを持って立ち止まってますv-8


   都筑の風@横浜
都筑の風@横浜 |  2010.09.26(日) 22:55 |  URL |  【コメント編集】

こんばんは。

竹林の中に入って風を聴くと、魂が持っていかれそうな
なにかこの世のものではないような気持ちになりますね。
竹の成長の早さにも驚かされます。

竹林はきちんと手入れをしないと、互いが喧嘩して、倒れこんできたり、枯れてしまったりで、
見た目よりずっと手入れが必要、と聞いたことがあります。
以前、御室仁和寺から山越を通って嵐山一帯を歩いた時、
後宇多天皇稜のあたりの竹林が見事で、しばらく見入ってしまったのを思い出しました。
Rosa |  2010.09.27(月) 00:02 |  URL |  【コメント編集】

Rosa さん


山越、鳴滝、広沢の池あたりは昨今の観光化された嵐山周辺と違って
まだまだ、京都らしいというか手付かずの自然が残っていて
いいところですね。

私は、京都で生活していた時代、勤め先の研究所が長岡京市の
錦水亭の近くにあり、乙訓の竹林をよく見ながら通勤していました。
いまでも、毎年その乙訓の竹の子を送ってくれる友人がいて
京都の春を味わっています。


   都筑の風@横浜

都筑の風@横浜 |  2010.09.27(月) 09:44 |  URL |  【コメント編集】

道路の脇に竹林があり、友だちの山なので入ることができます。
入ったとたん、空気のちがうことに気がつきます。
透明な 清浄されたような空間です。
みんこ |  2010.09.27(月) 11:57 |  URL |  【コメント編集】

みんこ さん



寒いですー!
横浜は雨で20度を切っています。

近くに竹林があるだけで徳をしたような気分ですね。
義母が竹林が大好きで、風が吹くと聞こえる笹の音が
なんとも言えない心地よさを運んでくれますね。
他の雑木林の中では味わえない凛とした世界。
日本人のDNAの中に何か竹林に反応する遺伝子が
あるのでしょかね。
それとも、日本最古の物語である竹取物語以来、
日本人には馴染みの物だからでしょうか。


  都筑の風@横浜



都筑の風@横浜 |  2010.09.27(月) 18:09 |  URL |  【コメント編集】

北海道には竹やぶは無いんですけど、この写真を見て思い出したことがあります。

まだ、私が小学生のいたずら坊主だった頃近くの竹やぶに向かって誰かが石を投げ込んだんです。
そしたら「カン、カン、カン」と何本もの竹に石が跳ね返って面白い音がしました。
そうしているうちに誰が一番たくさん音が出るかを競いだしたんですよね。

でも、その竹やぶは竹を売るために育てていた竹だったんです。
オジサンが鬼の形相でおいかけてきた。
クモの子を散らすように逃げたのは、当時の日本の常識でした。

あひる
あひるの歌 |  2010.09.28(火) 18:09 |  URL |  【コメント編集】

あひるの歌  さん

へーそんな遊びがあるのですね。
京都に住んでいたときも乙訓の竹林が近くでしたし、
いまも家から歩いて1分ほどの所にt竹林がありますが、
そんな遊びは見たことも経験したこともありません。
でお、聞くだけでその楽しさと血相を変えたおじさんの顔が
イメージできます。いまの子供は皆大人しすぎるんでしょうね。


   都筑の風@横浜

都筑の風@横浜 |  2010.09.28(火) 21:44 |  URL |  【コメント編集】

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 |  2012.07.26(木) 18:22 |   |  【コメント編集】

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