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2010.07.02 (Fri)

【都筑の風】 子供のように

 
 

子供のように@都筑の風          2010.07.02




「ウーッ痛、またやってしまったのかな」

腰痛である。
午前中シャカリキ(釈迦力と書くらしい)になって汗をかいて作業をした結果である。
幸いぎっくり腰のような痛さではないが腰全体に広がる鈍痛である。


前日降っていた雨も上がり、蒸し暑い日である。
蚊取り線香を腰にぶら下げ長袖を着て家をでる。

今日は、毎月一度の公園愛護会の作業日、
集合場所には顔見知りの人々が集まってくる。


子供のように1


いつもお母さんと参加する小学3年生の子供、
愛護会の若手のホープとなって欲しい若いサラリーマン、
公園の花壇の手入れをして頂いている年配の婦人、
80歳を過ぎて皆を引っ張っているお年寄りと言えない元気な人。

10人ほどのメンバーで作業開始だ。

茅ヶ崎公園内のプールのある前の芝生広場、
河津桜とクチナシの花が植わってある間の雑草刈りが今日の作業。


子供のように2
 


ここはつくねの散歩コースであるとともに
ジャスミンのようなクチナシの花の甘い香りが漂う嫁さんのお気に入りの場所だ。

つい先日も、嫁さんが、


「ずいぶん雑草が伸びていてクチナシの花もこれでは咲いてももったいないね」


と言っていた矢先だった。



集まったメンバーは日頃公園の維持管理をしているので
慣れた手つきで作業を始める。


子供のように3



草刈り、そんなに力仕事ではないが、
実は私のような腰痛持ちにはかなり応える作業なのである。
腰を曲げて鎌で草を刈らねばならないためである。

腰痛持ちの私としては、またギックリ腰にでもなると目も当てられない。
腰を曲げずに済むよう、両膝をついて自分流の草刈りスタイルを貫く。


それでも、この覆いかぶさるような雑草の山、
10人ばかりの人間が人力でやっていてもなかなか片付くような量ではない。


子供のように4



直ぐにそのことに気付いたリーダが、
電動の草刈り機を4台用意してきた。



「ブーン、ブウーン」

辺り一面にモータの音が鳴り響く。
日曜日の午前中、まだ寝ている人がいるかもしれないがお許しを願いたい。


作業がはかどる。
見る見るうちに、腰辺りまで伸びていた雑草がなぎ倒されていく。


子供のように5



そんな中で、私は相変わらず、両膝をついて鎌を片手の手作業だ。
腰痛防止のため、時々は立ち上がって、電動草刈り機の威力を眺める。
作業効率の違いが一目瞭然である。



子供のように6



「いいな、自分もやりたいな」

子供の感情にも似た気持ちが沸いてくる。

電動草刈り機、扱うにはちゃんとした講習が必要と聞くが
そんな講習会など受けたことのない私には道具は一本の鎌のみである。

そのうち、電動草刈り機を操作していた一人が休憩なのか持ち場を離れ
機械が芝生の上に放置された。


子供のように7



「オッ機械が1台空いている、やってみたいな」

そんな気持ちを見透かされたのか、
愛護会の会長が近くに寄ってきて、

「やってみますか」

と声をかけてくれた。

講習を受けていない私に、
操作方法と何点かの注意を授けて頂く。

「ブーン、ブーン」

身体にモータの振動が伝わる。

まるで子供である。
思わず顔にでる笑いを押し殺して早速作業に加わる。

一見楽なように見えた機械での作業、
これはこれでなかなか大変である。

鎌と違ってそれなりの重さがあるうえに、
斜面になった所の草刈りで、足を踏ん張って機械を右左に動かさねばならない。


でも、面白い。
草刈り機を動かすたびに、目の前の草が倒されていく。
一人前にちゃんと仕事をしている気分になる。

しばらくして、草を刈るところが無くなってきた。
本来なら、刈った草を集めて廃棄場所に持っていく作業に映るべきだか、
そこは何せ子供になった気分。


子供のように8


せっかく味わった面白さ、簡単にやめるわけがいかない。
今日草刈りをやる場所から少し離れた所に一人移動する。

「ブォーン、ブォーン」

見る見るうちに、辺りが綺麗になっていく。
遠くで刈った草を運んでいる他のメンバーを見ながらモータの振動を堪能する。

そのうち、その場所の草刈りも終わったが、
一人持ち場を離れて楽しみを味わった報い、
刈った草を廃棄場所に運ぶのは私がしなければならない。

草を集めていると、会長がまた何処からかやってきて、

「そこの草集めは、そのままで良いですよ。乾いてから運びましょう」

子供の遊びを、親が見ていたようである、
ただ頭を下げて、その有難い言葉に従った私である。


蒸し暑い中、小学生を含め皆汗だくだく、
でもお陰でこんなに綺麗になりました。


子供のように10   子供のように9



追記:

午前中の”楽しいひと時”もつかの間、
電動草刈り機、腰を左右に降っての操作はしっかりと身体に効いていた。
夕方頃から予想どうりに持病の腰痛が頭を持ち上げてきて、
食事の後は、つくねを放ったまま直ぐの就寝であった。






 
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*Comment

草刈ご苦労様ですv-353
皆さんボランティアですか?
パパさん 腰痛も忘れるほど電動草刈機が楽しかったんですねv-291
今日くらい 足腰のガタガタになってたりしてv-8
ウララおかん |  2010.07.02(金) 09:49 |  URL |  【コメント編集】

 好い文章ですね。好い仕事してますね。好い協働作業のレポートですね。両膝を着いての草刈りの格好は、同様の原因で、私も同じです。

 実は昨夜のNHKのクローズアップ現代に、カタカナ文字を使った○○○○の一種の社会貢献型の仕事モデルが紹介されていました。例の美人インテリキャスターが専門家をゲストに、現代の様々な動き・事象をクローズアップして解説して行く形の30分番組です。
 私の専門は、労務管理でした。労働を体験して居ない連中の観察だけで、翻訳活字的な解説ほど、癪に障る物は有りません。人間は五感の動物であり創意工夫をする共同体での生き物です。分断細分化されたら、折角の人間らしさが死んでしまいます。これは作業の効率を追う単一工と仕事の充足感を追う多能工との命題です。

 此処には、管理の効率性と主体性の充足感の問題が、根底にあります。こんな事は、或る程度の脳味噌能力と五感を持った人間の体験・観察からすれば、誰でもが知る当たり前の分析です。何も、外国文献から引っ張り出して、横文字のカタカナ呼称をする必要なんか、何処にも無い筈です。
 日本人は昔から、身分の垣根を排して、同じ屋根の下・同じ釜の飯を食うの形で、優れた資質を持つ者が、作業の一員に為って、優れた資質で感じ・考えて、傍の仲間の労働の軽減・安全・品質の向上を作り上げて来たのです。
 
 働くとは、傍を楽にさせる事です。日本の伝統的なリーダーとは、率先垂範型なんです。この核心の把握が出来て居ない連中の使用する横文字多用の態度に、私は何時も苛立ちと軽蔑の目を向けて居るんですがね・・・お前さん達、馬鹿も休み休み言いなよ。こんな体たらくな番組・解説しか提供出来ないから、日本人をして日本人自らして、日本の社会から『誇り』を削ぐ結果を撒き散らしているんじゃい。解説委員か大学教授さんかは、知らんが、少しは現場に入って五感を通しての勉強をし直したら、如何だって気持ちに為ってしまうんですよ。

 スイマセン、こんな事を言う心算では無かったのですが、このレポートには都筑の風さんの、そして極普通の日本人の素晴らしさが溢れていましたので、ついつい、嬉しく為って、長駄文の悪い癖が出てしまいました。平に御容赦の程を・・・
アガタ・リョウ |  2010.07.02(金) 10:15 |  URL |  【コメント編集】

アガタ・リョウ  さん


高邁な論説感服します(というほど理解していないのですが)。

いま企業はグローバル化の真っただ中にいるという。
Yahooが2012年から会社の公用語を英語にするという、日産もしかり。
私のもと勤めていた会社も、海外に多くの拠点を展開し、社内には多くの
外国人がいるし、多くの社員が海外勤務をこなしている。

企業が生き残るためにはグローバル化しなければならないと言う。
本当かどうかよくわからない。

ただ言えることは、日本人らしさがどんどん失われて行っていることは事実。
日本人が、グローバル化の中で勝ち残っていくのには、日本人らしさが根底
にないと難しいのではないかと思っているが。

藤原正彦著の「国家の品格」ではないが、日本の文化・伝統を身につけて
いない日本人が、グローバル化の中で何を拠り所にして自分は”日本人”と
言うのであろうか。単に生まれた国が日本だからと言うだけで、日本人とは
言えないはずである。

つい最近まで自分もそうであったので、“評論家”的な話をしにくいが、
自分の住む街の公園の清掃に参加しないで世界に羽ばたいている
グローバルな人がいたって「だからそれがどうしたって言うんだ」で
片付けてよいような気がする。



   都筑の風@横浜



都筑の風@横浜 |  2010.07.02(金) 18:41 |  URL |  【コメント編集】

ウララおかん さん


やはり、男はいつまでたっても幼児性があるんですよ。
この歳になって、初めての”おもちゃ”に感激。
でもこの”おもちゃ”は男より、フラダンスを習っている
おばさまがたのほうが適性があるような気がしましたv-8


  都筑の風@横浜
都筑の風@横浜 |  2010.07.02(金) 18:45 |  URL |  【コメント編集】

こんばんは。
自然公園のような場所は、都筑の風@横浜さんのような方々のおかげで、快適に維持されてるんですね。
ありがとうございます。
やっぱり、男性は機械が好きですね。
腰、お大事にしてください。
gootarafc2 |  2010.07.03(土) 00:26 |  URL |  【コメント編集】

gootarafc2 さん

男性は、幾つになっても子供みたいなもの。
だからこそ女性はいつでもしっかりしていなければならないのでしょうね。
腰の方は、この公園の草刈りの後、家の芝刈りをやったため、
危惧していたとおり軽めのギックリ腰。
寝たり起きたりの状態が続いています。

やはり嫁さんには頭が上がりません。


  都筑の風@横浜

都筑の風@横浜 |  2010.07.03(土) 15:24 |  URL |  【コメント編集】

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