2017年11月 / 10月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫12月

--.--.-- (--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
EDIT  |  --:--  |  スポンサー広告  |  Top↑

2007.11.13 (Tue)

【一人旅】 五の四 十勝岳温泉

五の四 十勝岳温泉             八月八日



 『フルチンで カメラ構える 露天風呂
              視線の先に 思わずニタリ』

 『はいチーズ 作り笑いを しなくても
               笑いを誘う 一物ぶらり』



今回もまたお父さん達好みの話になりそうです。
それにしても、どうしてお父さん達を相手に話をすると、
こうも下ネタが多くなるのでしょうね。

 「何を寝ぼけたことを言っているのだ。
  それは、単にお前が好きなだけではないか」

そう返ってくるとは思っていました。
しかし、あえて今回のテーマを取り上げたのは、
北海道温泉巡りの間、今回のテーマで述べるような状況に
しばしば出くわすため、一度は話題に出してみたかったのです。

 「せめて登別温泉の白肌の女性をカメラに撮るならいざ知らず、
  どうして、俺達が、フルチン話でお前に付き合う必要があるか」

まあ、そう言わずに付き合ってください。

お父さん達は、温泉でカメラと言えば何を連想しますか。

 「そりゃお前、やはり白肌の女性が入浴しているシーンを
  撮りたいという気持ちだろう」

そうですよね、私の本棚にある温泉の雑誌の多くにも、
お父さん達が連想するような写真が多く掲載されています。

しかし、そんなお父さん達の期待を覆す話をこれからしたいと思います。

 「だから言っただろう、何で俺達がフルチン云々に
  付き合わなければならないのかと」

話をすすめます。


露天風呂にカメラを持ってきたのは、
ビチピチギャルでも白肌の御姐さんを写すためではなく、
何を隠そう、この私の入浴シーンを撮るためなのです。

 「おい、ちょっと待て。それだけは頼むから止めてくれ」

それはそうですよね。

これまでさんざん、お父さん達の身体について、
娘さん達の言葉を借りて極評してきた私ですから、
同類の私の入浴シーンなんか見たくも無いでしょう。

でもやむを得ないのです。
リフレッシュ休暇を終わってから、体験記をまとめるには、
“リフレッシュ真っ最中”にふさわしい写真がいるのです。

私のリフレッシュが温泉巡りならば、
“リフレッシュ真っ最中”の写真といえば、
温泉に浸かっている写真しかないですよね。
しかも私が温泉に浸かっていなければ意味が無いのです。
ギャルや御姐さん達ではだめなのです。

そこでお父さん達のブーイング覚悟で、
私の肉体美の披露とならざるを得ないのです。
その際、どうしても冒頭のようなシーンに出くわすのです。


お風呂に入るとき、持っていくものとしては、
昔から石鹸と手拭と相場が決まっています。

どう考えても手拭にカメラという組み合わせは馴染みません。
浴室のドアを開けた人間が、
スッポンポンでカメラをぶら下げている姿を想像してください。

スッポンポンで男性がぶら下げて違和感の無いものは一つしかないはずです。
ところが、スッポンポンでカメラをぶら下げていても
違和感の無いところが一箇所あるのです。

 「露天風呂だろう」

そうなのです。

露天風呂だけは、カメラを持ってきても余り違和感がないのです。
露天風呂に浸かっている人間とその背景が絵になるのです。
その人間が女性ならばなおのことですが。


いま私は、十勝岳の山麓にある十勝岳温泉の露天風呂に入っています。
本来ここの温泉は、十勝岳への登山基地として利用されることが多く、
温泉旅館というより山小屋といったほうが似合っている所です。

私が訪ねたときもTシャツに短パンというような格好は私一人で、
他の人は皆な、登山をするための重装備できていました。
つまりこの温泉は、家族連れや彼女と来る様な温泉ではないのです。

しかし、神様は、そのような山男だけしかこないような温泉に、
ギャルや白肌の女性の代わりに
実に素晴らしい自然を提供してくれていたのです。
というのも、露天風呂から見る景色がもう最高なのです。

目の前には、江戸時代の安政の大噴火跡が生々しく爪あとを残しています。
噴火で削り取られた不毛の岩肌を覆い尽くす硫黄。
その周囲を取り巻く山々の優しい緑の木々。

露天風呂のドアを開け、この景色が目に飛び込んできたときは、
正直感動を覚えました。

この驚きと感動を感じたのは私だけではないのです。
あとから仲間でしゃべりながらやってきた若者達も、
ドアをあけたとたん、

「すげー!」

の一言を発した後は、誰一人しゃべらなくなったのです。

露天風呂に浸かり、若者達はそれぞれの思いで、
この大自然の景色と向き合っています。

一時間経っても誰一人出て行くものがいません。

このような、状況下にあって冒頭のカメラが登場するのです。
これだけ素晴らしい大自然に溶け込んでいる私が
絵にならないはずは無いと思い、
持ってきたカメラをおもむろに取り出しました。

この場の雰囲気を壊さないよう気を遣いながら
一人の若者にシャッターを押してもらえないか頼みました。

みんな、気持ちがおおらかになっているのでしょう、
その若者も快くよく引き受けてくれました。

露天風呂から上がり、私のほうに向いてカメラを構え、

 「いいですか、写しますよ。はいチーズ」

と合図してくれるのです。


お父さん達、この若者はつい先程まで露天風呂に浸かっていたので、
当然スッポンポンですよね。
彼のほうは被写体である私の“標準サイズのもの”が
写らないよう気を遣ってくれるのですが、
その分、自分がどんな格好でカメラを構えているのかまでは気が回りません。

両手でカメラを持っているのですから、
手拭で自分の“ロングサイズのもの”を隠すことは無理です。
お父さん達、その時の若者の姿を想像して下さい。

 「はいチーズ」

と、彼は私に笑顔を作るよう求めています。
私は、カメラに向かって笑顔を作るよりは、
どうしてもカメラの下に目線が行ってしまうのです。


『フルチンで カメラ構える 露天風呂
              視線の先に 思わずニタリ』

『はいチーズ 作り笑いを しなくても
               笑いを誘う 一物ぶらり』


★データ
(走行距離)二百八十二キロ
(入浴温泉)湯ノ沢温泉・十勝岳温泉・吹上温泉・白金温泉・芦別温泉




                   (”北海道身勝手一人旅”目次へ






スポンサーサイト

テーマ : 温泉 ジャンル : 旅行

EDIT  |  11:01  |  北海道身勝手一人旅  |  TB(0)  |  CM(0)  |  Top↑

*Comment

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除するのに必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 

*Trackback

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。