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2011.02.21 (Mon)

【温泉雑記】 四万温泉 その二 積善館本館 元禄の湯

      
     
    
                    2011.02.11再訪(3回目)



好きな人と”二人”で楽しんだ貸切露天風呂、やはり良いものである。


四万温泉は、27年前に一人で、25年前に家族で来て依頼、今回で3度目である。
過去2回はいずれも夏に訪ねていて、雪の四万温泉は今回が初めてである。

TVで雪の露天風呂の映像が流れるたびに、
自分も行ってみたいという衝動に駆られるのは私が雪国育ちのせいなのであろうか。

これまでの温泉巡りでも何度も冬の温泉巡りに車で出かけていたが、
今の車に乗り換えてからはノーマルタイヤしか持っていないため
雪見露天風呂巡りへの足が遠のいていた。

それが、昨年直行バスが出ている温泉地があることを見つけてからは、
また雪見露天風呂への思いが強くなってきたのである。

義母や嫁さんを誘ってはみるが、
二人とも寒い時にわざわざ温泉に行く気は全くなく、
昨年も雪の万座温泉に一緒に行った先輩と一緒に出かけることにした。

何ヶ所か雪見露天風呂が楽しめて直行バスのある温泉地を探したが、
先輩の希望を入れて今回は四万温泉行きとなった。

四万温泉は、開湯が永延3年(989年)とも言われるほど古くからある温泉で、
四万たむら”という旅館などは500年以上も続く老舗旅館と言う。

四万川沿い4kmほどの広い範囲に何十軒もの旅館やホテルが立ち並ぶ温泉街だが、
所謂歓楽地的要素は一切なく、温泉と周囲の自然を愛でるための所で、
国民保養温泉地第1号の指定を受けた名湯が湧く所である。

今回、雪見露天風呂が目的の四万温泉であるが、
実は行きたいところが有った。

旅館積善館本館と日向見薬師堂の前にある共同浴場御夢想の湯である。

積善館本館のほうは、国の登録文化財で昭和5年に建てられという
よくTVで放映されている元禄の湯があり、ぜひそこに浸かって見たかったのと、
四万温泉の発祥の地とされ17年前にも入った御夢想の湯がリニューアルされたとあり、
違いを見て見たかったためである。


「積善館はここからは2Km程歩いたところですよ」

一応事前に調べておいたので、宿泊する四萬館からはそれなりの距離はあるとは分かっていた。
毎日何時間かは歩いている私である、2km程度の道のりはそんな苦にはならないが先輩も一緒である。

しかも、雪がちらついている。

「あの、自転車はないですか」

これも、日頃自転車に乗り慣れているので自然と口に出た言葉だったが
宿のフロントの人はそんなことを聞いたお客は初めてなのか、
怪訝な顔をしながら貸せる自転車はないという。

バスも、今旅館の前で降りたところで1時間以上便がない。
仕方がない、歩いて行くしかない。

雪見露天風呂には雪は欠かせないが雪道を歩くのは大変である。
しかも四万川から冷気がまともに身体に吹寄せ寒いことこの上もない。


積善館本館10   積善館本館11a


行きはまだよい、冷えた身体を温泉につかればよいが帰りが心配になる。
義母や嫁さんが知れば変人扱いされたに違いない。

それでも、ぐだぐた言いながら、積善館本館にたどりついた。
アニメ”千と千尋”の舞台のイメージとしても使われたという朱色の橋”慶雲橋”を渡ると
タイムスリップしたような建物がある。
積善館本館である。


積善館本館1


今から300年ほど前、元禄4年に建てられたという玄関部分を始め、
なるほど見るからにレトロな建物が目に飛び込んでくる。


積善館本館2   積善館本館3



入浴料1000円を払って、目指す元禄の湯に向かう。
昭和5年に建てられたという、これも相当時代を感じさせる浴舎だ。


積善館本館4



のれんをくぐり、ドアを開けた瞬間、TVでよく見る湯船が目に飛び込んできた。

そうなのである、ドアを開けた足元が脱衣所で、
仕切りやドアもなく数段低い所が湯船のある浴室となっている。


積善館本館5


所謂旅館のような洒落た内風呂でもないし、
かといって無味乾燥な銭湯のようでもない。
やはり時代と言う”時”を経た物にしか醸し出せない雰囲気が伝わってくる。

雪道を40分以上歩いて冷え切った身体を湯船に浸ける。

「ウーッ、気持ちが良い!」

ジワーッと名湯が身体の中に染み込んでくる。
たかが数十分の雪道を歩いてきただけでもこの快感である。

車もない時代、それこそ何時間もかけて雪道をかき分けこの湯にたどり着いた昔の人達、
それこそこの湯に浸かり生き返ったに違いない。

その頃の人々のほっとする顔を記憶しているに違いない蛇口には、
温泉の湯花が一杯こびりついている。


積善館本館6


5つの湯船があり若干温度の違いはあるのだが、
同じ源泉からのお湯である。

壁際に、二つの蒸し風呂があり使用できるとある。


積善館本館8   積善館本館7



年代物でさすがに入るのは遠慮したが、
閉所恐怖症でない方は試してみるのもいいかもしれない。


小一時間ほど、タイムスリップしたような空間と途切れることなく湧いている名湯に身をゆだねる。
温泉巡りで至福を感じるひと時である。


積善館本館には、この時代を感じさせる元禄の湯のほかに、
日帰り温泉客に開放されている岩風呂があるという。

せっかくだから行ってみることにする。
浴室のドアを開けた途端、今度も驚く光景が目に飛び込んできた。

若い男女が二人、混浴を楽しんでいたのである。

しかしここは大人の我々、邪魔しては悪いだろうと、
女性の白い背中を一瞬垣間見ただけで入浴せずに引き返すことにした。

それにしても最近の若い男女は大胆と言うか、自分たちさえ良ければ良いというか・・・

ぶつくさ言いながら岩風呂の外の廊下に掛けてあった写真を見ると、
なんと吉永小百合がほほ笑んでいるではないか。


積善館本館9

団塊の世代にとってあこがれの女性、
吉永小百合も浸かった積善館の湯と知れば、
一気に温泉の効能も倍増した気持になった我々であった。


帰りは、せっかく暖まった身体を再びあの寒風の雪道を歩いて帰る勇気がない。
路線バスの時間まで、元禄4年に建てられたという玄関の間でしばし時間を過ごし積善館を後にした。







                                  【温泉雑記】 目次
 

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テーマ : 温泉♪ ジャンル : 旅行

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*Comment

■逆の経験があります

水上温泉で谷川岳の帰りに某旅館の露天風呂に
友人と二人で入っていたら、
地元の若夫婦でしょうか、最初にダンナが来て
女湯側の奥さんに「おい、こっちは空いているぞ。」
と声をかけると、奥さんは肌もあらわに
男湯に駆け込んできました。
勿論我々の存在は無視で驚いたものです。
その二人も地元の人かも。
2000円マスター |  2011.02.22(火) 05:57 |  URL |  【コメント編集】

2000円マスター さん


友人と二人いるにもかかわらず、奥さんを呼ぶ旦那さん。
元気がいいというか屈託のない夫婦ですね。
こんな夫婦が増えることを期待したいですね。
ただし、可能ならば若夫婦が良いですがv-8



    都筑の風@横浜

都筑の風@横浜 |  2011.02.22(火) 09:07 |  URL |  【コメント編集】

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