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2011.02.25 (Fri)

【温泉雑記】 四万温泉 その三 御夢想の湯

   
                   2011.02.11再訪(3回目)  
   



「エッ、何でこんな共同浴場に、あんな若い娘が一人で、しかも超ミニで」

今回、四万温泉雪見露天風呂巡りに同行した先輩が驚いて声をあげる。
昨日の私と二人の”貸切露天風呂”で先輩までもが品格をかなぐり捨てたのだろうか。

確かに、四万温泉の一番奥、日向見地区の共同浴場”御夢想の湯”に、
車から降りた超ミニの若い女性が一人いま正に入って行こうとしていた。


昨夜は、鍵を掛け二人きりで楽しんだ”貸切露天風呂”、
そのせいもあってか、お互いの家庭での境遇を酒の肴にして
焼酎と日本酒のボトルを一本ずつ空けてしまった。

それでも二日酔いにもならず、朝風呂に入り朝食も十分とって宿を出た。

帰りの東京行きのバスは、13時45分である。
まだ十分時間がある。

「どうしようか」

いい加減な二人である。
というか、今回の雪見露天風呂の企画者は私なので、
私がちゃんとした予定を組んでいなかっただけである。

しかし、二人ともリタイヤした人間、
いまさら細かなスケジュールのもとでの旅行なんてする必要がない。
アバウトでいいと思っていた。

四万温泉を選んだ理由、貸切露天風呂、積善館本館の元禄の湯に入ることは達成している。
残りは、日向見薬師堂とそばにある共同浴場の御夢想の湯に行けばよいだけである。

そう簡単なことなのである。
単にそこに行く方法を調べてこなかっただけなのである。

しかも、雪見露天風呂に入るつもりで来ているのに、
雪が降ってくることは想定していないのであるから抜けている。
当然、二人とも傘など持ってきていない。

「そうですね、この雪の中4Km歩くのはちょっときついですよね」

「バスはあるかな」


時刻表を見たが、昨日同様バスは出た後で、次のバスは1時間以上も後である。

仮にバスに乗ったとしても、バスも昨日の積善館の近くが終点で
日向見薬師堂まではそこから2kmも先である。

私ならもっとちゃんとした企画を立てたのにと思うが、
間違いなく今回の企画者は私なのであるから困ってしまった。

近くを通る国道まで出れば別のバスが走っているかもしれないと、
日向見地区とは逆の方向に、なんの根拠もないまま歩きだす。
10分ほど歩いて国道に出たが、案の定バス停など見当たらない。

時間にせかされることから解放された者同士、
こんなことくらいでいらつくことはない。

こんな雪の降る中、景色を見ながら歩くのも乙なものと先輩も余裕である。

その余裕が幸いしたのか、良く見ないと分からないほどに消えかかった
タクシーの営業所看板が目に入った。

早速看板に書かれた番号に電話をする。
民家の軒下を借りて待つこと30分弱、ようやくタクシーがやってきた。

聞けば、20kmほど離れた中之条から来たという。
4km先の日向見薬師堂まで行くのに20kmも走って来てくれたのである。

私のいい加減さが、タクシー会社の人にまで迷惑をかけたようである。

お陰で、4kmの雪道を歩くことなく無事日向見薬師堂につくことが出来た。
ここに来るのに足がないということは、当然帰りもないのは当たり前である。

タクシーの運転手に、帰りも迎えに来てもらえるか尋ねると、
車があるかわからないので余裕を持って連絡を欲しいとのこと、
運転手の立場に立てばこれも当然のことである。

そんな思いまでしてやってきた日向見薬師堂。
27年前初めて四万温泉を訪れた時もここに来たが、
今は周囲は綺麗に整備されているが薬師堂そのものは昔と変わらない。


御夢想の湯1


989年源頼光の家臣碓氷貞光(京の都で悪さした大江山の鬼、酒天童子をやつけた
四天王のひとり)が、この地で一夜を明かした際に読んだお経に感じいった薬師如来が
夢枕に現れ、四万の病を治す湯を授けたという言い伝えがあり、
それに感謝してお堂を建てそこに薬師如来を祀ったのが始まりという。

そのお堂が日向見薬師堂であり、
四万の病に効くという温泉が薬師堂の目の前にある”御夢想の湯”であり
四万温泉の名の由来であるらしい。

現存する薬師堂は、1598年に創建されたもので国の重要文化財に指定されている。

御夢想の湯2


薬師堂は27年前当時と同じだが、”御夢想の湯”はリニューアルされていて
実にこぎれいな建物になっている。


御夢想の湯3   御夢想の湯4




そしてその”御夢想の湯”に、いま薬師如来の化身なのか、
降りしきる雪の中、超ミニの若い女性が一人、中に消えて行こうとしている。

実に神々しい姿に見えるのである。
なにせ薬師如来の化身かもしれないのである。

二人とも加齢に寄り少々ガタがきている身体である、
薬師如来の化身である若い女性と一緒に”御夢想の湯”に浸かることで、
その霊験によりガタを治してもらいたいと思うのも自然な成り行きである。

お互い、大人の品格は一旦捨て去り、
急いで女性の後を追って”御夢想の湯”に向かう。

昔入った時は、薄暗い小さな浴舎は、壁も浴槽もで全て木であったが、
いまは四万川側に大きく窓が取られ明るく、浴槽も木から石に代わっていた。


御夢想の湯5   御夢想の湯6



また霊験を期待をして湯殿を覗いたが、、
残念なことに薬師如来の化身の姿はそこには見当たらず、
壁を隔てた女湯のほうにおられるようである。

代わりに、東京から我々同様直行バスで来たという青年が温泉に浸かっていた。
終点の積善館前のバス停から30分ばかり歩いてやってきたという。

”御夢想の湯”の浴槽は3人はいるには狭すぎる。
気を利かせてくれた青年が早々と湯船から上がってくれた。

後に残った二人は、広く取られた窓の外に積もる雪を見、
女湯にいるであろう薬師如来の化身からの霊験を感じ取りながら
ガタのきている身体を癒すのに専念したのであった。



【追記】

帰りは、また中之条からタクシーを呼ぶのも申し訳ないので、
先客の青年のように降りしきる雪の中40分以上かけて
東京行きのバスの待つ温泉街まで歩いて帰った。


御夢想の湯7   御夢想の湯8



その後、風邪をひくこともなく無事東京まで戻ってこれたことを考えると
やはり、あの超ミニの若い女性は薬師如来の化身であり、
四万の病を治す霊験を持っていたようである。




   これで今回の四万温泉雪見温泉巡りは終わりです。





 
                                  【温泉雑記】 目次
 

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テーマ : 温泉♪ ジャンル : 旅行

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*Comment

■都筑の風@横浜様

私も昨年夏「たむら」をペースにサイクリングしましたが
雪の四万温泉紀行、よろしいですねえ。

この次は、男二人ではなく、チョイ悪オヤジになられて
超ミニの女性としっぽり湯につかってみてはいかがでしょうか。
nebaneba |  2011.02.25(金) 11:19 |  URL |  【コメント編集】

■お久しぶりです・・・

四万温泉紀行・・・
その1 冒頭から・・何々って・・奥さんでない方と二人で・・
食い入ってしまいました(笑)
先輩との温泉めぐり・・良いですね(^^)
その3では、ミニスカート女性の後を追って・・混浴かぁ~って・・
しかし、またまた、都筑の風@横浜さんの独特な文章に引き込まれ・・
アハハ♪
どの浴場も、素晴らしい風情を感じました。
のんびりと湯に癒されたことと思います。。。
札幌温泉人 |  2011.02.25(金) 13:23 |  URL |  【コメント編集】

nebaneba さん

いいですね、チョイ悪オヤジになって、
指しつ差されつで雪見酒を飲みながら・・・
こんないい思いは本当なのか夢なのかと、目が覚めると嫁さんが・・・
が出来ることの限界ですかね。
いや夢はいつまでも持たなければv-8


札幌温泉人 さん

冬は常時雪見露天風呂の環境にある札幌温泉人さんと違って
横浜は今日は春のような気候です。
一応私の温泉巡りがまた始まる季節ですが、
やはり温泉は雪見露天風呂が最高ですね。
来年こそは先輩以外の・・・と行きたいですね。
幾つになっても夢を持ち続ければいつか実現するかも。


 都筑の風@横浜





都筑の風@横浜 |  2011.02.25(金) 18:02 |  URL |  【コメント編集】

 若さのエキスを吸い取る作戦ですね。わかります。
yukky |  2011.02.25(金) 21:02 |  URL |  【コメント編集】

yukky さん


雪見露天風呂に若さのエキス、十分吸収してきました。
やはり健康に良いですよ?!v-8


  都筑の風@横浜
都筑の風@横浜 |  2011.02.26(土) 08:55 |  URL |  【コメント編集】

 今日は。
 ミニスカートの若い女性みて喜ぶのは健康そのものですね。
安底羅 |  2011.02.26(土) 16:35 |  URL |  【コメント編集】

安底羅  さん


喜ぶというより、正直四万温泉の一番奥の共同浴場に
超ミニの若い子が一人で来たというだけで先輩と
驚いた次第です。
お陰で、共同浴場が一気に華やいだ気がしましたv-8


   都筑の風@横浜
都筑の風@横浜 |  2011.02.26(土) 21:27 |  URL |  【コメント編集】

■都筑の風@横浜さんへ

こんばんわ、しばらくご訪問いたしておりませんで
スミマセンでした!
四万温泉旅行記、大変面白く読ませて頂きました!
この温泉、四万館は私も思い出深い宿でございます。
息子と2人で泊まった宿なんです。
楽しかった頃を思い出させてくれましてありがとうございます。
先輩さんとの久しぶりに会う楽しい一時の
感じも伝わって参りました、最後に男として
ささやかな楽しみ...じゃなく神様のご加護が
あったようでv-411ちょっと私は期待
しちゃいましたが、これも良しですね~お疲れ様
でした!
オニキス君 |  2011.03.03(木) 21:20 |  URL |  【コメント編集】

オニキス君 さん

珍しいですね、息子さんと二人で”鄙びた”四万温泉に宿泊なんて。
でも、四萬館には温泉プールもあるので楽しまれたのかもしれませんね。
私も温泉巡りを趣味にしていますが、子供達も何度か”強制的”に
同行させたことがありますが、子供達はほとんど覚えていません。
やはり子供達には温泉よりディズニーランドですよねv-8


  都筑の風@横浜
 |  2011.03.04(金) 09:34 |  URL |  【コメント編集】

■都筑の風@横浜さんへ

こんばんわ、はい!とても良い思い出なんです。
四万湖でボートにも乗ったんですよ~
今でも元気かなぁ、管理のおばあちゃん。
うちの息子も小さい頃の旅行は残念ながらあまり
覚えてないんですよ。
ディズニーランドも近くていいのですが自然が
無くって、人一杯いるし疲れちゃいますけどねv-411
オニキス君 |  2011.03.05(土) 21:18 |  URL |  【コメント編集】

オニキス君 さん

いいですよ、オニキス君さんのほうは。ちゃんと両方に子供さん達を
連れて行っておられるのだから。
私の方はもっぱら温泉オンリーだったので、
子供達の記憶には残らなかったようですv-8



   都筑の風@横浜
 |  2011.03.06(日) 09:35 |  URL |  【コメント編集】

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